1.歯科医院から甚深ユーゴーへ
歯の高さ異常を解消するには、歯科医院で高い部位を削って戴くしか方法がありませんでした。しかし「詰め物が高過ぎる事が原因となって、体調不良を起こす」という概念をほとんどの歯科医師はお持ちではありません。
高さ異常に関する懸念は何年も前から提起しておりました。
※2007年の当院のHPでの説明をご覧戴けます。 → 頭蓋骨の歪みから噛み合わせ異常や顎関節障害、噛み合わせ不良
※2002年の当院のHPでの説明をご覧戴けます。 → 頭蓋骨の歪みから噛み合わせ異常や顎関節障害
「歯の高さ異常反応が起こっているか」「どの歯でどの程度異常反応が起こっているか」は、当院にお顔を写メして戴けばお答えできますので、その情報を持ってお近くの歯科医院で削って戴ければ解消できるのです。しかし「痛くもない歯は削れない」とか「高くなどない」と言って削って戴けないのです。もし削って戴けても不充分だったり部位がずれていたりするケースが多いのです。もし上手く削って戴けても、しばらくするとまた浮き上がってきて、高さ異常が再発してしまう場合があります。そこでまた歯科医院に伺って再治療をお願いすると、「もう同じ場所を削る必要はない」とか変人扱いされて治療を拒否されてしまうのです。
こうした実情の中で幸い当院の近所には、ご理解ある歯科医師がいらっしゃいました。そこでその歯科医院まで来て戴ければ、削って戴けるように依頼してありました。そこで高さ異常があると判定されたお客様が当院近くの歯科医院で削って戴く事を希望されたら、その歯科医院をご紹介するだけでなく、必要なら治療当日に立ち会って、充分削って戴けるよう助言させて戴くサービスも行ってきました。ただし高さ異常が酷い場合には、削る為だけに何回もその歯科医院に来て戴く必要があました。従って神戸まで通う交通費や時間の関係で、2回以上の来院は期待できませんでした。従って当院の近くの阪神間の方だけに限定されていたのが実情です。神戸にお住まいで強い高さ異常に悩まれていたお客様の中には、6回削って戴いたケースがあります。
九州や東京から、この歯科医院で削る為だけに、当院に通われたお客様もいらっしゃいます。今迄に100人以上のお客様をこの歯科医院にご案内して参りました。
そうした歯の高さ異常の解消は10年近くの課題でしたが、この度発売できました甚深ユーゴーが近くに有るだけで歯の高さ異常反応を消失させてしまう事ができるようになったのです。
つまり歯科医院にお願いしなくても、所持しているだけで高さ異常から免れて、体調の好転を期待できるようになった訳です。
2.歯の高さ異常とは
歯の高さ異常とはどういう現象か想像できないと思います。
そこで口を前方から見た奥歯(臼歯)の高さ異常を、イラストを使って説明させて戴く事にしました。
上のイラストのa図は、虫歯になる前の永久歯の臼歯(自然歯)です。
ところが臼歯の溝が虫歯になると、患部を削って神経(歯髄)を抜き、詰め物(インレー、補綴物)を施されます。素材として保険対象では銀パラジウム合金やプラスチック(レジン)が、自費では高額の金合金やセラミックがあります。
その詰め物が異常に高過ぎた場合がbの図です。
詰められた後、咬むと「当たるな。高いのかな。」と感じても、「大丈夫だろう。」と我慢してしまったり、歯科医に「高い」と訴えられず遠慮してしまう事が、後に高さ異常を起こすのです。
子供の頃に治療された場合は、お医者さんに「高い」「当たる」と訴えられずに、高いままで治療が終わってしまいます。
或いは歯科検診で複数の虫歯を指摘されて、一斉に治療した場合は、高過ぎが自覚できず、両側で起こってしまう恐れがあるのです。
最悪は虫歯予防の為に全ての臼歯に樹脂を詰めてしまうシーラント治療を施された場合です。全ての臼歯に高さ異常反応が起こってしまうのです。
我慢していると、食事での咀嚼や、就寝中の歯ぎしりや噛み締めによって、高い臼歯の歯根部がc図のように歯根膜を潰してしまうと想像されます。
※ 歯を支える歯槽部には、圧力を感知する神経が張り巡らされており、巨大な三叉神経に繋がっているのです。(三叉神経、歯槽部)
高過ぎの程度がもっと大きい場合は、d図のように咬む圧力によって歯槽骨を陥没させてしまうと想像されます。
この段階になると、e図のように高い詰め物をされた臼歯が歯根部を押す圧力で、噛む圧力を感知するセンサーの役目の歯槽神経を異常な強さで刺激します。下の歯の歯槽神経は三叉神経第三枝を通して脳の延髄を襲います。上の歯なら三叉神経第二枝を襲います。
脳は刺激に対して咬筋に「これ以上強く咬むな」と咬む力を制限すつ命令を与え続けます。その刺激は同時に高い歯が有る側の深部の姿勢維持筋群の半身の筋緊張(トーヌス)を弱めてしまい、半身脱力現象を誘発してしまうようです。
更に左か右の片側だけに歯の高さ異常が起こっている場合は、頭蓋骨を囲む筋肉群の力に左右差が生じるので、顎に7度、後頭部に15度の回旋歪みを誘発させてしまいます。
また目の外転筋に影響して斜視を誘発させたり、三叉神経の異常で眼性の異常を発症させてしまう恐れがあります。
もし左右に高い歯が存在する場合は、左右両側つまり全身の深部筋の緊張筋を弱めてしまい、全身脱力による不調を発症させてしますのです。(両側の場合は、回旋歪みは起こさないようです。)
こうした複合的な神経反射が起こっている状態を「高さ異常がある」と呼んでいるのです。
この高さ異常反応を一時的に消す方法として、高さ異常の歯が有る側と反対側の奥歯とか前歯に割り箸を咬むと、瞬間に高さ異常反応は消えてしまいます。高い歯の詰め物を僅かでも削ったり、割り箸やテンプレートで高い歯の当たりが改善すると、脳は途端に高さ異常反応を消して脱力していた力が蘇ってしまうのです。すると高さ異常がある時より、背骨の歪みが解けて前屈できるようになったり、体のバランスが改善したりする変化が実感できたりします。
しかしいずれの方法も脳が起こす反射を利用したもので、しばらくすると高さ異常反応を再発させて来ます。また口にテンプレートなどの厚みの有る異物を咬み続ける事など、脳は拒絶して違和感と共に続けられなくなる筈です。
高さ異常を根本的に解消するには、上のイラストのように歯科医に高い部位を削って戴く方法しかありませんでした。
高さ異常が起こっているか否かは、お客様のお顔を撮影して写メして戴ければ判別させて戴けます。もし高さ異常が起こっている場合、開口して高さ異常がある側の上下の奥歯の詰め物を撮影して写メして戴ければ、どの歯のどの部位にどの程度の高さ異常が起こっているかを感覚で計って、写メ画像の高い部位の印を添えて返信させて戴いておりました。その情報を持って歯科医院に行って戴き、その部位を削って戴くようお願いしておりました。
もしf図のように削って戴けると、一時的には高さ異常が消失します。しかし暫くすると、g図のように歯根膜が再び膨大してくると、h図のように高さ異常が再発してきます。そこで再度歯科医院で同じ部位を削って戴ければi 図のようになります。再発に応じて何度か素直に削って戴けるとj図のように高さ異常が根本的に解消されます。
このように歯の高さ異常の解決には、歯科医師にお委ねするしかありませんでした。しかしお客様のお近くの歯科医院ではご理解が得られず、削って戴けない事が難題になっていました。(1項で紹介しました)