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頭蓋骨矯正と効果

 当院では効果に関して、色々な病名を並べてそれらが治りますと言う表現は使わないようにしております。
「治る」と言う効果は、医療行為をなさる医師だけに許されている用語だからです。
 当院ではストレスの低減バランスの改善を中心とした視点を重視して、矯正効果は一時的に症状を封じるものではなくて、1回の矯正で健康体質に生まれ変わって戴けるものであることを強調させて戴きます。

当院の処置内容と関連

頭蓋骨矯正の目的
  施術内容
※ 指テスト
  期待できる施術効果
(1)  頭蓋骨の回旋歪みの施術効果
(2)  背骨の歪みの施術効果
(3)  初回の矯正後の歪み方と体内麻薬の強さの施術効果
(4)  2回目以降の施術効果
(5)  神経圧迫をなくす施術効果
(6)  脳脊髄液の呼吸運動への施術効果

ストレスへの施術効果
生命力回復への施術効果
顔や頭の歪みの施術効果
頭蓋骨矯正と害毒対策の具体的効果
顎関節症への矯正効果
生涯に一度は・・・



当院の処置内容と関連

 当院では様々な苦痛でお悩みの方に対して、生まれつきお持ちの頭蓋骨の強い回旋歪みを矯正して歪みを消失させることが主な処置となりますが、歯の詰め物の問題や、遺伝子組み換え食害の強い被害で、後天的に頭蓋骨に回旋歪みを起こすケースが激増してしまったので、歯科医院の紹介害毒対策も含めて総合的に回旋歪み消失に有効な情報提供をさせて戴いております。


頭蓋骨矯正の目的

 当院の頭蓋骨の矯正は、生まれつき頭蓋骨に強い回旋歪みをお持ちの方に、回旋歪みのロックを解く矯正を施すことによって回旋歪みを消失させて、脳を頭蓋骨の回旋歪みストレスから解放させることを主目的にしております。
 また元々回旋歪みは無かった方が、歯の問題遺伝子組み換え食害被害後天的に回旋歪みを起こしていらっしゃる場合は、そして初回の矯正で回旋歪みのロックが外れた方には2回目以降に、頭蓋骨を構成する骨の隙間に一層の可動性を付けることで、脳脊髄液の循環を活発にさせることを目的とする施術を行います。
 また2回目以降背骨の歪みの解消する施術によって全身の神経支配が正常に戻るのを促すことを目的とした施術も行います。



施術内容
 矯正は全て穏やかな手技で行われます。ボキボキは行いません。
その間、お客様は電動ベッドの上で仰向けでただ横になっていて戴けばよいのです。
施術には1回目は頭蓋骨の矯正だけで40分間2回目からは頭蓋骨と背骨と胸骨の矯正に50分間近く掛けます。

 4才位のお子様から80才過ぎの高齢者まで、気持ちよく安心して施術を受けて戴けます。
特に小さいお子様ほど敏感なので、気持ちよさを実感され喜んで戴ける穏やかな施術法なのです。

初回時の頭蓋骨矯正

(1)顔面部の骨間の可動性確認と離開; 頭蓋骨の中で顔面を構成する沢山の骨の隙間を、指頭を当てて穏やかに離開させて、骨間に可動性を付けます。

(2)顔面部の7°以上の回旋歪みのロック解除 頭蓋骨の顎(顔面部)と蝶形骨に対する回旋歪みの大きさと方向を診断して、顔面部の回旋歪みのロックを外す矯正を施します。
 子供で10秒、高齢者で1分以内にロックが外れます。すると顎や顔面部が蝶形骨に対して直交する関係になるので、顎先の方向が両目の正面に一致するようになります。

(3)眉間の骨間の可動性促進; ロックが外れて大切な眉間を構成する蝶形骨周辺の骨間を充分離開させて、目や鼻の周辺の伸縮呼吸運動が活発にできるように可動性を付けます。

(4)後頭部の20°以上の回旋歪みのロック解除 頭頂・側頭・後頭の頭蓋骨の繋ぎ目(縫合)を弛めつつ後頭骨の回旋歪みのロックを外す矯正をして、後頭骨の向く方向(及び頭蓋骨の底にある第1頚椎の向く方向)が正面を向くように矯正します。

(5)後頭部の伸縮呼吸の活発化; 頭蓋骨全体の膨大・縮小の運動を活発になるように呼吸を促します。その結果、脳脊髄液の流れが活発になり脳へのブドウ糖供給が充分になるように誘導します。
 また脳から全身に出入りする脊髄や脳神経の伝達が良くなり、血液循環やホルモン作用も活発になりだします。


 指頭で圧を掛ける力や保持時間は、全て(院長が指テストで感知する)生体反応を利用してお体に問い掛けつつ行っており、「離開は充分に至った」という反応がお体から返って来るまで圧を保持しています。

 お客様にとって頭蓋骨の繋ぎ目(縫合)が固くなっている部位が離開して隙間が軟化する時、そして回旋歪みのロックが解けて軸が揃って行く時、そして拡大縮小の呼吸運動が活発になり脳へのブドウ糖供給が活発になってゆく過程などでは、スーとするような何とも言えない気持ち良さを実感して戴ける筈なのです。
 但し、20才以下の若い方ほど快感を実感して戴けるのですが、後述しますように年配の方ほど体内麻薬が邪魔をして矯正中の矯正効果の実感が沸かない傾向がありますが・・・。

 40分程の施術で1回目の矯正は完了します。頭蓋骨の回旋歪みが矯正されて第1頚椎が正面を向くようになるので、頭蓋骨の矯正だけなのに首から足先までの全身の骨格を自力で左右対称に整えようする働きが起こる状況になるのです。


 2回目からは、以下の頭蓋骨調整で頭蓋骨の可動性を促進し、胸・背骨調整で首から下の胸椎や脊椎の椎間の可動性を促進する施術を行います。

2回目以降の頭蓋骨調整

(1)顔面部の骨間の可動性確認と離開; 頭蓋骨の中で顔面を構成する沢山の骨の隙間を、指頭を当てて穏やかに離開させて、骨間に可動性を付けます。

(2)眉間の骨間の可動性促進; 大切な眉間を構成する蝶形骨周辺の骨間を充分離開させて、目や鼻の周辺の伸縮呼吸運動が活発にできるように可動性を付けます。

(3)後頭部の伸縮呼吸の活発化; 頭蓋骨全体の膨大・縮小の運動を活発になるように呼吸を促します。その結果、脳脊髄液の流れが一層活発になり脳へのブドウ糖供給が充分になるように誘導します。
 また脳から全身に出入りする脊髄や脳神経の伝達が良くなり、血液循環やホルモン作用も活発にさせます。

胸・背骨調整

(1)胸椎の可動性促進; 胸の中央の軟骨を順次触診しながら、強い癖があって自力では解けずに滞っている肋間(上下の肋骨と肋骨の間)の関節のズレを感じ取り、その関節のズレが解消して可動性が付くまで指で押圧を加えてます。
(2)背骨の可動性促進; 頚椎・胸椎・腰椎の関節(椎間関節)を順次触診しながら、強い回旋歪みの癖があって自力では解けずに滞っている椎間(上下の背骨の間)の関節を感じ取り、その椎間関節の回旋歪みが解消して可動性が付くまで指で押圧を加えます。


 初回の頭蓋骨矯正、頭蓋骨に回旋歪みのロックが無い場合の頭蓋骨調整、2回目以降の頭蓋骨調整胸・背骨調整、歯に問題がある場合、遺伝子組み換え食害被害への対応など、施術内容の関係は当院の施術内容の流れをご覧下さい。


※当院では低周波・温熱・ツボ指圧などの刺激や発痛を利用した電気・物理療法は一切行いません



期待できる施術効果

 当院の頭蓋骨矯正は初回の1回で頭蓋骨の回旋歪みを消失させる矯正を施します。

(1) 頭蓋骨の回旋歪みの施術効果
 左の図は、頭を上から見た図で、顎と頭蓋骨の回旋歪みを角度で表したものです。左側の図は、下顎の歪み角度が左に7°、後頭部の歪み角度が左に20°あり、回旋歪みを持つ頭蓋骨の典型的な歪み例です。下顎の歪みが右であったり、後頭部の歪みも右である場合もあります。
 こうした大きな歪みは、ロックして自力で解けないという異常な状態にあると言えます。

 下顎の歪み角を求める線は、左右の顎関節(赤丸)を結ぶ線の直角二等分線です。
 後頭部の歪み角を求める線は、後頭部の外後頭隆起(●点)を通過する頭蓋の中心線です。
 基準線は左右のコメカミを横断する蝶形骨(水平緑線)に直角をなす線(垂直緑線)になります。

 また右の図は当院の頭蓋骨矯正を受けて戴いた後の回旋歪みの改善例です。矯正直後はほぼ0°になりますが、しばらくすると顎に1°後頭部に2°の回旋歪みが戻った例です。1回の矯正で顎は2°後頭部に3°以内に収まり、以後生涯「回旋歪みはほとんど無い」状態で安定してくれる施術効果があります。

 回旋歪みが無い状態が続けば、徐々にイライラしたり頭痛を起こしたりすることが無くなってくる効果が見込めると思います。


(2) 背骨の歪みの施術効果

 左の2つの図は体を上方から見た姿で、頭蓋骨を透過して背骨の配列も見えるように表しています。
 左の図は上の例と同じ回旋歪みが頭にある場合の全身の歪み方の例を紹介しています。後頭部の歪みを吸収する為に、脳は頚から下の全身の骨格をわざと歪ませてバランスさせるのです。
 右の図は矯正後に歪みが解消した結果、骨格の歪みも解消した様子です。

 右側の図のように頭蓋骨の後頭部の歪みが解消して第1頚椎が正面を向くようになると、背骨を歪ませる必要性が無くなったので、背骨に対して脳から自律神経へ発せられる命令は「左右対称にしておけ!」という内容に即座に変わります。この美しい姿勢が以後続くので、自然に肩こりや腰痛を発症させない体へと体質が変わってくるのです。

 下の図は、後方から見た場合の背骨の歪みが頭蓋骨矯正の後に改善する様子を、図と写真で紹介しています。同様に側方から見た猫背が矯正後に改善する様子も図と写真で紹介しています。


 下の動画は、歪んだ頭が矯正によって歪みが取れてゆくにつれて、姿勢の歪みも自動的に取れてゆく変化をMorpherでGIFアニメーション化して表現したものです。



(3) 初回の矯正後の歪み方と体内麻薬の強さの施術効果

 頭蓋骨の歪みが顎に7°後頭部に20°ある場合、首から下の背骨の歪ませ方は人によって様々です。歪み方は年齢によって変化するようで、下図の図のように初期・中期・後期の3タイプに分類できます。(先の説明は全て歪みが明瞭に見える初期タイプで紹介していました。)

 背骨が歪む時、上下の脊椎の間でネジれを起こします。そのネジれで脊髄神経が挟まれてしまう現象(神経根圧迫)が起こります。すると挟まれた脊髄神経の場所や挟まれ程度によって、関連部位に痛みや凝りや痺れなどの症状を発症させてきます。
 中期から後期に至るにつれて、挟まれる脊髄神経の本数が増え、挟まれ程度も強まるので、全身に発症させる症状も増えて強まる傾向になります。

 しかし全身に正直に症状を出してしまっては苦痛が強すぎて体を動かせなくなり、仕事の責任を果たし日常生活を送ることができなくなってしまいます。  そこで脳は体内麻薬と呼ぶ自前の麻酔を全身に分泌して、苦痛の大半を封じることによって生活できるようにしてきます。この分泌の強さは女性より男性の方が強いと言えます。男は働き蜂だからでしょう。

 それでも肩こりや腰痛などの苦痛に耐えられないと、電気・温熱などのツボ刺激療法を受けたりサウナや岩盤浴そしてスポーツジムなどで汗を流すなどをして、脳を刺激し体内麻薬の分泌を高めて苦痛を弱める方法に走ります。しかしその効果は一時的なもので、暫くして濃度が平常値に戻るにつれて症状が甦ってきてしまうのです。やむなくそれを繰り返すことになるのです。
 こうした刺激療法の乱用が一層体内麻薬の分泌濃度を上げて、神経の感覚を強く鈍らせて症状の発症を強引に封じている体にしてしまうものと考えられるのです。

左端初期の歪み方です。体調はそんなに悪くない傾向があります。子供や20才以下の若い方に多いケースです。体内麻薬は少ない(歪みが無い人の5倍程度)ので施術中に快感を実感じて戴けるし、術後の姿勢の改善も顕著に見られる傾向もあります。
 特に4才から10才までのお子様は矯正効果が早いので、順調な成長や勉学への集中力を促す効果を期待する意味でも矯正をお受けになられることをお勧めします。

中央中期の歪み方で、肌色が黒っぽくなっているのは体内麻薬が少し分泌している(歪みが無い人の10倍〜15倍程度)ことを示しています。感覚が若干鈍化しているので施術後の快感は僅かで、猫背の改善も少ない傾向があります。しかし2・3週間の間に体内麻薬の濃度が下がってくるので、入れ替わりに爽快感や体調の改善を実感して戴けるようになると思います。

右端は最も歪みが複雑で背骨を交互に小刻みにネジリ合わせているです。
 肌色をどす黒く描いているように体内麻薬の濃度も極めて高い(歪みが無い人の20倍以上)ので、痛みなどの苦痛を封じていると共に、矯正後の爽快感も麻薬の影響で感じられず、猫背の節目を固くしているので姿勢の変化もほとんど認められない傾向があります。従って残念ですが施術後に施術効果を実感できず、不満を訴えて帰られる方がほとんどなのです。
 この複雑タイプでも、初回の矯正で回旋歪みが消えるので背骨のネジリ合わせは不要になり、月日の経過と共に背骨のネジリを自力で解いてきますので、背骨で挟まれていた神経は元気を取り戻してきます。
 同時に体内麻薬の分泌は停止しますので、施術1ヶ月後には体内麻薬は排泄され濃度が1/4程度に減少します。すると左端の初期の歪みの方と同等の体内麻薬濃度になる結果、神経の感覚の復活により徐々に体調の改善も実感して戴けると思います。施術の間隔を1ヶ月以上にしている理由も、体内麻薬が充分減少してから2回目の施術を行いたいからです。
 体内麻薬の濃度が下がった証拠に、1ヶ月後の2回目の矯正の際はとても快感を実感して戴ける筈です。

(4) 2回目以降の施術効果

 矯正前に生まれつきあった異常な20°の後頭骨の回旋歪み角度は、初回の施術でほぼ0°に矯正されてしまうのです。これはロックしていた歪みが解除されることと等しいので、矯正後に元の20°の歪みに戻ることはありません。
 しかし徐々に若干歪みが戻りますが、1年後でも3°以内に収まっていると思います。
 下のグラフは矯正後の後頭骨の回旋歪み角度の改善効果を矯正回数と共に経過として示しています。

実際は1ヶ月後で約3°戻ってしまう方もありますが、施術回数と共に頭蓋骨深部の歪みも解けて2°、1°と減少させることができます。初回の施術だけで以後2°や1°で安定してしまう方もいらっしゃいます。

 初期か後期かいずれの歪みパターンでも、改善の経過に早いか遅いかの違いはあっても、当院の頭蓋骨矯正を1回でも受けて回旋歪みを取ると、頭は骨の配列が良くなり形が改善すると共に脳脊髄液を循環させる呼吸運動が活発になれるようになります。
 また背骨もネジれ合いも後期の人であっても徐々に弛んでくるので、背骨の柔軟化が脳脊髄液の循環を実際に復活させます。そして脊髄神経の圧迫箇所が減少していくので、神経支配が弱かった部位の箇所が減り、全身の神経支配が正常に戻るのです。

 その後はほぼ回旋歪みが無い土台の元で全身の再生が進みます。
半年筋肉などの軟部組織が再生するそうです。
1年腱や靱帯などの線維組織が再生するそうです。 3年骨組織が再生されるそうです。
 つまり1年・2年・3年と全身の細胞の再生が進むにつれて様々な症状が改善して、心と体の健康が甦ってくる実感を持って戴けると思います。

回旋歪みが戻ってしまう原因
 最初に説明しました2つの原因で、頭蓋骨矯正後に回旋歪みが戻ってしまう状況になってしまいました。
 第1の原因が歯の詰め物の問題です。虫歯治療で詰めた金冠の高さが異常に高く詰められていた為に、頭蓋骨矯正後にその歯で三叉神経の緊張を起こし、それが再び顎や後頭部を回旋させてしまう反射が起こることがあります。その場合は後頭部を15°(顎も7°)まで回旋歪みを戻してしまい、当院の頭蓋骨矯正が効かないことになります。その場合は歯科医院でその金冠の高い部分を切削して戴くと、その瞬間から頭蓋骨の歪みは解消して、後頭部は3°以内に収まるようになります。切削しても歪みが解消しない場合は、金冠の高さが削る位では足りない程の高さ異常を起こしていることを意味しますので、歯科医院で金冠の付け替えをすることをお勧めします。付け替えの為に金冠を除去した瞬間から歪みは解消すると思われます。
 また高さは解消してもまだ回旋歪みが消えない場合もあります。その場合は詰め物がセラミックやレジン(樹脂)である共通性があります。これらの素材の化学処理の有害性が当院の無害化方法で消せると、回旋歪みはやっと消えてくれます。
 当院の無害化方法が効かない場合や、臼歯にインプラントによる義歯を詰めている場合、或いは歯以外に外科・美容手術等で有害な化学物質を体内に埋め込んだり放射線やレーザーなどで治療された場合は、残った回旋歪みを消す方法は当院ではご提案できません。歪んだままお帰り戴くこととなります。

 第2の原因である遺伝子組み換えの食害に強く侵された時も、後頭部を12°(顎も7°)まで回旋歪みを戻してしまう影響を被ります。ご提案しています食害対策を施した瞬間から歪みは解消します。

(5) 神経圧迫をなくす施術効果

 頭蓋骨に回旋歪みがあると、背骨をネジらせてバランスを取ろうとします。背骨がネジれ合うと、脊髄から背骨の隙間の椎間孔を貫いて末梢へ出入りする脊髄神経を挟んでしまう現象が起こってしまいます。その神経圧迫が神経の伝わりが弱い部位を作って、様々な症状を発症させるようになると考えられます。
 下の複雑な図は、背骨の歪みと神経圧迫の発生を説明し、頭蓋骨矯正で歪まない骨格に変わり、神経の働きが回復することで健康になれることを示しています。

 頭蓋骨に強い回旋歪みがある人の場合、20歳以下に多い初期の歪みではまだ神経症は起きないので健康ですが、20歳代に多い中期に至ると、脊髄のネジれ合いで一部の脊髄神経で椎間で挟まれる現象が起こり神経症が起きて、その神経の支配部位に組織異常が起きてくる傾向があります。30歳以上に多い後期の方では背骨のネジれ合いが小刻みモードに変わり猫背・前傾が強まります。そして30歳代から40歳代以降へと年を重ねるにつれて、ネジれ合いの角度が一層強くなるのです。その結果、脊髄神経の挟まれ方が強くなると同時に、複数の椎間で同じ現象が発生してしまうので、組織の変性が進んで拡大してしまうことになります。この拡大がガンにおける転移に相当するのかも知れません。
 また脊髄のネジれ合いで脊髄の終端の円錐部が頭方に縮み上がってしまうので、馬尾という神経が引っ張られる現象が起こり、脚のしびれや浮腫、膝の痛みや泌尿器や生殖器の異常など、下肢や下腹部に影響が出てくる傾向があります。

 ところが頭蓋骨矯正(と害毒対策)を施すと、背骨をネジらせる必要が無くなり、脳はネジれを解いて真っ直ぐな背骨に変えてきます。すると挟まれて弱くなっていた脊髄神経や吊り上げられていた馬尾神経も神経伝達が本来の強さに回復するので、組織が変性していた部位が自力で再生して健康体に再構築してくると思います。
 勿論背骨をネジらせていた期間が長かった人、またネジれが強かった人ほど、背骨の隙間の組織を固くしていますので、椎間の強いネジれを解くだけでも期間を要することになります。また椎間が解けるまでの間その部位にこり不快感を実感してしまう場合もあります。その場合は1週間前後で解けて症状は消失すると思います。
 椎間が解けてネジれ歪みが無くなると、脊髄神経が出入りする椎間孔が広がるので脊髄神経の神経伝達が徐々に回復してきます。そして変性してしまった組織を栄養して、正常な組織に再生させ始めるのです。ただし組織再生の速さは後期で高齢の方ほど年月がかかることは言うまでもありません。
 神経伝達の回復と共に、異常組織の拡大も止まると思います。従って末期を迎え体内麻薬の分泌が停止して起こってしまう激痛の発症なども防止できるかも知れません。
 
(6) 脳脊髄液の呼吸運動への施術効果

 頭蓋骨の回旋歪みが解消すると、背骨の歪みが取れると共に脳脊髄液の呼吸運動も改善するのです。

 左側の図のように頭蓋骨に回旋歪みがあると、頭蓋骨を固縮させ背骨も猫背を呈して固くさせ、呼吸運動が緩慢になっています。この状態は脳脊髄液(水色)の循環を停滞させているので、脳・脊髄(桃色)を栄養するブドウ糖を供給が悪い状態にあると言えます。この状態が脳や脊髄の栄養不足に関連する精神的な不調を発症させたり、ブドウ糖供給を高める為に血糖値や血圧を上昇させてしまう症状などを発症させてくるものと考えられます。

 頭蓋骨矯正で頭蓋骨の回旋歪みが無くなると、子供や若い女性のように歪みが初期の段階なら背骨が柔軟なので、右側の図のように矯正直後に脊柱の歪みが解除され、背骨は伸展させたり屈曲させたりする呼吸運動が大振幅でできるようになります。後頭部も背骨と同期して膨らんだり縮んだり呼吸できるように変わります。
 この時約10秒周期(1分間に6回程度)で、膨大するタイミングで脳の中心の赤い部位の血液組織から脳脊髄液は分泌され、収縮するタイミングで頭部から脊柱へ上から下へ脳脊髄液は下降させる循環が活発に営まれます。第1次呼吸と呼ばれるこの呼吸運動の復活で脳と脊髄がブドウ糖で満々と栄養されるようになるのです。

 その結果閉塞状態であった脳・脊髄の生理が正常になった証拠に、矯正中に何とも言えぬ爽快感を体感できるようになるのです。

 当院の頭蓋骨矯正による頭蓋骨と背骨の歪み解消脳脊髄液の活発な流れが、頭蓋骨の隙間の脳神経や、背骨の隙間の脊髄神経の出入りも円滑化するので、全身の神経伝達が正常に戻り神経支配のムラが無くなってくる訳です。また全身のホルモン作用リンパ液の循環も甦ることに繋がります。これが健康な心と体取り戻し維持する為の不可欠な条件
になるのです。


ストレスへの施術効果

 頭蓋骨の歪みが原因で、全身の骨格を歪ませてバランスを取ろうとする労力は、脳にとって余計な負担であります。これを頭蓋骨の歪みストレスと呼ぶことにします。

 現代はストレス社会と言われていますが、ストレスと言うと社会的・経済的問題から起こる精神的ストレスだけ取り上げられ、これが異常に大きくなっていると考えられています。

 しかしどんな時代でも悩みや苦悩は必ずあるものです。精神的ストレスは今も昔も将来も平常値は同じ程度ではないでしょうか。親族の死とか被災や倒産などの出来事の際に起こるショッキングなストレス増が一時期大きくあっても、平常値は変わってないと言えると思います。。



 頭蓋骨の歪みが無い人の場合は、強い精神的ストレスで苦悩に満ちた状況でも、ストレス許容範囲は広く余裕が充分あるので体調の不具合は余り起きません。
左の図は頭蓋骨が歪んでいる人頭蓋骨矯正で体調改善が図られる変化をストレス量の減少で示しています。
 頭蓋骨が歪んでいる人の場合、歪みストレスがストレス許容範囲を狭めるので、精神的ストレスが重畳しただけで歪んでいない人に比べて体調不良を発症しやすくなっているのです。
 実は現代人が被っているストレスには、精神的ストレス頭蓋骨の歪みのストレスの他に食害や環境害の被害ストレスが重畳しており、発症する不調の程度を強めているのです。

 左の図は歪みストレス(赤色)の他に食害(黄色)や環境害(黒色)にも強く侵されて、精神的ストレス(橙色)の上乗せで体調が極めて悪くなっていた人が、頭蓋骨矯正歪みストレス(赤色)が消失しただけで脳に相応の余裕が生まれる変化(空色)で、体が何となく楽に改善していく効果を表しています。


 害毒被害ストレスには、我々の胃腸を害する食害ストレスと肉体を襲う環境害ストレスがあると考えます。



 有害性がある飲食物を摂食してしまうと、その毒性が胃腸内壁の神経を刺激して脳を侵すことになりストレスとなるのです。これを食害ストレスと呼んでいます。天然毒、化学物質毒、電子レンジ毒、鉱物毒、そして最近では遺伝子組み換えの強い毒などが増えてきています。
 また有害性がある品物に囲まれていると、その有害性が皮膚の感覚神経を刺激し、視覚神経を刺激して、脳を侵すことになりストレスとなるのです。これを環境害ストレスと呼んでいます。衣類や寝具の素材害、化学物質、電磁波、紫外線などが益々強まっています。

 当院では食害ストレスには食害対策、環境害ストレスには環境害対策を発見してお客様に紹介しております。これらの2つの害毒対策を真面目に実施して戴けると、害毒被害ストレスを大幅に低減できるのです。



 上の図は当初(左端で)は、脳が赤色の頭蓋骨の歪みストレスと黄色の食害被害ストレスそして黒と灰色の環境害被害ストレスの巨大な3大ストレスに侵されています。それらが年々被害が大きくなる中で、日常的に起こるオレンジ色の精神的ストレスの上乗せされるので、ストレス許容範囲の余力は僅かになって(濃い紺色)、脳は「重症」の状態にあると言えます。

 当院で頭蓋骨矯正を施すと赤色の歪みストレスが消失するので、脳のストレス許容範囲は拡大して脳に余裕(紺色)が生まれ、「何となく楽に」なるのです。
 ところが食害被害ストレスに急増してきた遺伝子組み換えの害の被害が大きい時、頭蓋骨も回旋歪みを起こして赤色の歪みストレスを突発させてしまうのです。結果としてストレス総量が急激に増加するのです。この被害は一時的な被害から今や日常化してきてしまったのです。この強烈な被害が脳出血など「急に不調に」させる恐れがあります。

 続いて食害対策を開始するともう一段ストレスが下がり一層のマージン(青色)が生まれ「楽に」なり、その上環境害対策を開始するともう一段ストレスが減少して、ストレス総量が極めて少なくなる(空色になる)ことを示しています。この低ストレスの状況が「健康」を維持する力になるのです。

 巨大なストレスに侵されている状態では、体内麻薬(緑色線)を分泌させて感覚神経を鈍らせて、強いストレスの赤丸の時だけ症状を発症させるだけにして、他の平常時は発症を抑制して日常生活を送りやすくさせています。
 しかし矯正や諸対策でストレスの減少と共に、体内麻薬も不要となるので自然に吸収され分泌量を減らします。それと共に神経の感度が回復してきて、脳が本来の免疫力生命力を取り戻し健康になる力を得ると考えられます。

 以上の頭蓋骨の歪み・食害・環境害の3大のストレスから解放されることが、脳の負担を軽減させることになるので、悩み事や災難時の強い精神的ストレスに侵されても、サラッと乗り越えてしまう元気な脳に甦るのです。



生命力回復への施術効果

 運良く頭に歪みを持たずに産まれてこられた健康体質の方は沢山おられます。
 しかし運悪く頭を歪ませて産まれてきてしまった不調な方でも、当院の頭蓋骨矯正を1回でも受けて歪みを取って戴ければ歪みのない健康な方と同じストレス総量になれる訳です。
 ところが歪みを持たずに産まれてきた方も、害毒被害を知らずに害毒に満々と侵されてしまっている状況にあると言えます。
 当院では2回目以降に来院のお客様には、生命力を院長の感覚で測って初回とその回の数値の増加をお知らせして、施術効果を認識して戴くことも行っています。
 この生命力は健康度とかパワーとも言えそうですが、カイロプラクティックにおいて先天的治癒力(Innate Intelligence)と呼ばれています。このパワーの強さを院長が感覚で測って数値化したものです。当然この数値は当院の院長だけが感じ取った固有のもので、科学的・医学的根拠はありません。しかし施術前のパワーと施術後のパワーの変化を下のグラフで見て戴けると、生命力が回復する経過や、害毒被害がパワーの回復を妨げる関係が理解し易いと思いますので紹介致しました。

 頭蓋骨の歪みがある方は誕生時から生命力が500程度しかないと感じられます。30才過ぎて背骨の歪みパターンが後期になった方は250程度に減少しています。
 当院の矯正を受けられると、1ヶ月で1,000以上に、2ヶ月で2,000程度に回復するのです。2,000のパワーは生まれつき歪みが無い方と同等の強さと言えます。
 猛烈な食害や環境害の被害に侵されていると、2000程度で停止してしまいます。生まれつき歪みの無い方でも、強い害毒被害下では2000程度しかパワーが無いのです。
 もしお勧めの無害寝具に寝具を換えて戴き、強い有害性がある寝具の害から解放されると、パワーは3000程度まで甦ると思います。
 もっと徹底して食害や衣類インテリアなどの害を無害化する生活と続けられると、パワーは5000程度まで強まる筈です。
 2000や3000は普通の人、5000になると他人に好印象を与えるような存在になれると言えそうです。
 つまり当院お勧めの害毒対策を実施して戴いた方は、脳のストレス総量を大幅に低減させることになるので、相乗効果で人並み以上の生命力と健康を得ることができるのです。

 また頭蓋骨矯正と害毒対策脳のストレス被害を軽減してやることは、様々な疾患や症状の部位を直接治そうとされる医師の治療行為とは異なり、体を健康に維持しようとする本能的な力甦らす効果を狙うことなのです。この力こそ上述の生命力だと言えるのです。
 生命力の復活は治癒力免疫力などを高めることになるので、今流行が懸念される恐ろしい新型インフルエンザ・ウィルスの感染において、脳のストレス総量を最小化することが、新型ウィルスと闘う力を強め、短期決戦で乗り越える力を獲得することだと言えると思います。
 またもし感染症や外傷を被っても、投薬や手術などの医療行為に対して、副作用が出にくく治療効果が現れ、且つ治癒を早める効果が期待できるものと考えられます。




顔や頭の歪みの施術効果

 顔の歪みとしては、目の大きさや頬骨に形に左右差がある場合や、下顎が傾いていて左右の長さが違う場合などがあります。
 また頭の歪みとしては、後頭部や頭頂部の形に非対称性やデコボコがあるとか、耳の上に角のような出っ張りがあるとか、額の左右の出っ張り方に違いがある等の不満を訴える方があります。
 これらの歪みと当院が問題とする回旋歪みとは異なるもので、回旋歪みは施術で解けても、個々の固い骨の形は当院の指を使った施術では整形できないのです。
 つまり当院が問題とする顎や後頭部の回旋歪みを、当院の頭蓋骨矯正を施して回旋歪みを無くしても、顔の歪みや頭の形の悪さは改善しないと思って下さい。

 顎に7°以上、後頭部に20°以上の回旋歪みをお持ちかどうかは、自己判定されるか、顔か頭の写真を写メールなどで画像を当院に送信して見せて戴ければ、回旋歪みの有無を判定してお応えするサービスを行っております。歪みチェック・サービスと呼んでいます。是非お気軽にご利用下さい。
 尚、一般的には回旋歪みをお持ちの方は年と共に心身の不調が強まり困っていらっしゃるのです。

 回旋歪みが無い方は顔や頭の歪みだけが悩みで、心身共に健康な方が多いのです。もし体調は良く健康な方なら、骨の変形だけで当院が問題とする回旋歪みは無いので、当院では矯正をお断りしております

 回旋歪みの意味と、個別の骨の変形による歪みの意味を下の図で説明します。
 下の図では、基準となる骨(蝶形骨;紺)に対して顎が7°後頭部が20°の回旋歪みを持つ頭蓋骨(左側)と、それを矯正して基準の骨と顎・後頭部が直交するようになった頭蓋骨(右側)を紹介しています。
 右の赤枠には回旋歪みだけでなく顎の左右の長さに差を起こし、左右の頬骨の形や頭頂骨の形に変形を作ってしまった頭蓋骨の例を示しています。

 手技による矯正で蝶形骨に対して、左右の顎(顎関節;緑丸)の7°の歪みが並行(0°)になり、後頭部の突起(外後頭隆起;黒丸)が20°回旋していた歪みも垂直(0°)になって突起は真後ろに位置するようになります。つまり各骨の配置は直交する関係に改善します。

 しかし右の赤枠の例のように、顔や後頭部を構成する左右の骨(上顎骨;赤、下顎骨;緑、頭頂骨;橙)の形に非対称性が強い場合は、回旋歪みが解消しても下顎骨の左右の長さの違いや、左右の頬骨や頭頂骨の形の違いなど個々の骨の形は、固いので指で押圧する位だは変わる筈がないので、見た目触った感じでは改善が認められないのです。

 見た目の歪みの一部には、回旋歪みが歪みの一成分になっている場合もあります。その場合は矯正後に若干の歪みの改善を感じて戴ける場合もありますが、その程度は僅かなのです。
 矯正後の見た目や触った感じが変わっていないと感じられる歪み成分は、骨自体の変形であることを物語っているのです。

 左の図では顎が右に7°回旋歪みをお持ちの方が、年と共に顔の左右の骨を変形させてゆく経過と、施術後の変形歪み、そして骨の再生と共に自然に整形されてくる経過を紹介しています。

 矯正後に残った歪みが改善して左右対称になるには、直交する関係に改善した構造の元での骨の再生に委ねることになります。5年から10年を掛けて歪みの程度が改善する可能性はありますが、人によっては年月を経ても改善の変化は無い可能性もあります

 生まれつき顎や後頭骨の回旋歪みが無い方でも、顔や頭に強い歪みがある人は沢山いらっしゃいますから、回旋歪みと顔の歪みとは無関係かも知れないのです。失礼を承知でご紹介しますが、顔に強い歪みをお持ちの有名人としては、日本人初の宇宙飛行士の毛利衛さんや政治家の麻生太郎さんがいらっしゃいます。お二人とも顎や後頭部に回旋歪みはありません。ですからお二人ともとても健康で元気でいらっしゃいます。

 顔が歪んでくる原因の一つとして寝具類の有害性食害被害があると考えます。せっかく頭の回旋歪みを解消しても、就寝中に顔の片側だけに圧が加わる状況は変わらないので、顔の歪みが改善してくれないことになるのです。
 何故うつ伏せ寝になってしまうのかという原因には、布団や枕の有害性が考えられます。脳は敷き布団の刺激を避けようとして、脊髄を敷き布団から遠避けようとしてうつ伏せの姿勢にさせるようです。
 また掛け布団も敷き布団も有害だったり、胃腸の食害被害が強いと、背を丸くして横向き寝の姿勢にさせるようです。

 寝具を無害化すると自然に仰向け寝ができるようになり、安眠と共に顔の歪みも徐々に改善できると思われます。無害寝具に交換されることをお勧めしております。


注意1:「顔や頭の歪みだけを綺麗にして」とか「顔や頭を小さくして」などの要求にはお応えできません。
 当院の頭蓋骨矯正は頭痛や肩こり、内科疾患などを誘発すると思われる後頭部の回旋歪みを取る事で健康になって戴く事を目的にしています。
 もし健康面に問題は無く外見上の悩みとしてただ頭の歪みだけを整えて欲しいとか、顔の横幅を狭めて小顔にして欲しいとか、片方の頬骨の出っ張りを低くして欲しいなどのご要求には当院の矯正はお勧めしません。矯正しても変化の無さにご不満を持たれるケースが多いからです。
 人によっては顔や頭の形に歪みがあっても、当院が問題とする顎や後頭部に回旋歪みは無い人もいらっしゃいます。そういう方は当院の矯正自体が不要なのです。
 将来、顔や頭の歪み以外にも諸症状が現れて、顔や頭の歪みより諸症状の改善を優先される時期になりましたら再検討戴きたいと思います。


注意2:絶壁の改善に関して
 当院の頭蓋骨矯正で絶壁が改善するか否かは、その方の後頭骨の形に依存しますが、同時に背骨の歪ませ方が複雑で体内麻薬の分泌が強い場合は期間を掛けないと改善しません。
 後頭骨の形が長円形の方は回旋歪みを矯正すると若干後頭部が後方に張り出しますが、半円形の方は矯正しても後方に張り出しにくいので絶壁の改善は認めにくいと言えます。
 脳を納める頭蓋内腔と脊髄を囲む背骨の脊柱管は繋がっており脳脊髄液で満たされています。
 後頭部の回旋歪みの補正作用で背骨を歪ませていると、背骨を貫通する脊柱管の長さが長くなるので内容積が膨大する事になり、頭蓋腔を逆に収縮させてしまいます。この作用が後頭部を窪ませて絶壁を起こさせるものと思われます。


 頭蓋骨の回旋歪みを矯正で解くと、脳は背骨のネジれ歪みも解き始めますので、背骨が伸びて猫背も改善する筈です。背骨が伸びると、背骨の後部で脊髄を収納している管の容積が狭くなります。その影響が頭蓋腔の容積の増大を誘発するのです。この時後頭部が膨大して絶壁が若干改善する現象として確認できるのです。ただし膨大の程度はわずかですが。

 左の若い女性の写真は、施術初日の施術で平らな後頭部が改善した例です。この方は女性なので背骨の隙間が柔らかい上に、後頭骨が長円形の形の方で、若いので体内麻酔も極めて少ない段階であったので、絶壁の改善効果が大きかったものと考えられます。
 女性の場合は、男性と違って、初回の矯正後に後頭部の膨らみを実感できるケースが多いと言えます。


 しかし背骨の歪ませ方が複雑な後期になってしまった方は背骨の各所を固くして強く猫背を作っているので、初回の術後に脳が背骨の歪みを解く力を働かせても、背骨の固い関節の部分はビクともせず解けない状況にあります。また同時に体内麻薬の分泌も強いので、猫背の程度が全く変わらないことが多いのです。特に筋力が強い男性は猫背がなかなか解けないので、後頭部の回旋歪みは取れても後頭部の膨大は起こらず、絶壁の改善も全く認められない事が多いのです。
 また男性の多くは、当院がお勧めする食害や環境害の存在や対策を信じなかったり実施されないので、脳が被害に対して猫背を解こうとしない反射が続くので、月日が経っても背骨の伸びや後頭部の膨らみが認められないケースも多いのです。




注意3:顎関節症の改善に関して
 下顎の左右の関節の配列の非対称性も改善するので、関節の動きが自然になり、顎関節症も徐々に改善してくると思います。
 ただし顎関節自体が無理な負担で損傷していたり炎症を起こしている場合は、損傷や炎症が回復するまでのしばらくの間、痛みなどの症状が取れないと思われます。
 また下顎自体の形の左右非対称性は骨自体の変形ですから、すぐに改善することはありません。下顎の骨の変形による顎の左右の傾きなどの改善にも3年以上10年くらいの経過を待つ必要があると思います。

頭蓋骨矯正と害毒対策の具体的効果

 医師の治療内容やお客様の体質に著しく個人差があるので効果は表記しにくいのですが、効果の傾向を以下に紹介致します。

 健康面では、頭蓋骨の形が良くなっただけでなく、脳脊髄液の拡張収縮の呼吸運動も活発に甦るので、頭痛などの頭部の不調が改善し始めると思います。
 また後頭部の回旋歪みを補う為に歪ませていた背骨や足先に至る骨格の歪みの代償作用も不要になるので、首から下の骨格の歪みが無くなる結果、背骨のすき間(椎間)から出て全身に張り巡らされる神経がムラ無く働くようになり、様々な神経の働きの低下で起こっていた症状や疾病が自然に改善してくると思います。

 またホルモン作用に要となる下垂体は頭の中心にある蝶形骨の上にあるので、前頭骨などの頭蓋骨の歪みで働きに影響が出ていた可能性があります。頭蓋骨の歪みが解消することで下垂体の働きの改善と共に、首の甲状腺や腹の副腎皮質などの内分泌系の臓器も正常化すれば、ホルモンバランスがゆっくりと改善する可能性があります。
 また自律神経などの神経系の働きの改善と共に免疫系・消化器系・循環器系・生殖器系なども良くなり、自然に風邪も引かない元気な体に変わってくると思います。

 肉体的な効果としては、骨格バランスの改善と共に、肩や腰・膝・手足などの不調や、スポーツ時の運動能力の回復も期待できると思います。
 頭蓋骨矯正で背骨の歪みが改善するので、自然に背筋が伸びて腰の反りが現れバストアップ、ヒップアップした美しい姿勢に変わると思います。同時に左右の肩甲骨の位置関係が対称になるので、肩の高さは左右均等になり均整のとれた姿勢になると思います。
 また骨盤の後屈が改善するのでO脚も徐々に改善すると思います。また骨盤のネジレも解消し骨盤が正面を向くようになるのでX脚も解消してくると思います。

 骨格のバランス改善で肩こりがほとんど発症しなくなったり、腰痛も滅多に起こらなくなる体質に変わってくると思います。
 また長く立っていたり歩いても疲れにくくなるなどが実感できると思います。
 事故により骨折や脱臼などの傷害を被った方でも、骨格バランスが良くなると治癒が順調に進むことになると思います。
 スポーツをしても関節の動きがスムーズになって関節障害が改善したり発症しにくくなるようになると思います。
 また全身の関節の動きが意志通りに動くようになるので運動能力も最大に近づけると思います。

 よく転倒するとか歩行困難などの運動障害をお持ちの方は、頭の歪みが特に強い傾向があります。矯正で運動能力が改善すると思われます。


 精神的な効果としては、抑圧感から解放され、情緒不安定イライラも徐々に治まって自然に穏やかな気持ちに変わってくると思います。そして性格も自然に明るく変わってきて、社会生活における精神的ストレスにも強くなり何事にも挑もうとする積極的な行動パターンへと変身させてくれると思います。
 登校拒否の中学生が1ヶ月後には休まず登校出来るようになった例もありました。
 また体調が悪くて仕事に就いてもすぐ止めてしまい家にひきこもっていた青年が定職に就けるようになった例もあります。
 排他的で暴力的な性質も頭蓋骨矯正で改善するものと思われます。
 小児性てんかんのお子さんの発症回数が激減した例もあります。

 美容面では、顔の肌が潤いを増しカサつきが改善してくると思います。そして何より顔全体の印象が明るく健康的な雰囲気に生まれ変わると思います。
 顔を構成する上顎骨・頬骨の配列や下顎骨の向きが正中を向くようになるので、顔の歪みも徐々に解消しするものと思われます。ただし左右の目の高さや大きさの違い、鼻の傾き、頬骨の高さの違い、唇のラインの傾きがある方は、顔を構成する骨自体に左右非対象の変形がありますので、10年くらいの間に骨の再生が進むにつれて自然に改善してくるものと思います。歪みの程度や再生、そして歪みの感じ方には個人差がありますので、10年経てば必ず改善するとは申し上げられませんが・・・。


顎関節症への矯正効果

 頭蓋骨矯正で顎関節の配置が蝶形骨と並行位置に改善すると、顎の痛みや開口時のカクカク音が徐々に治まってくると思います。
 上下の顎の当たり具合も正常に戻るので、噛み合わせも改善してくると思います。
 しかし虫歯治療を受けて金冠を詰めた歯に限って、向かい合う歯と異常に強く当たるようになってしまい、却って噛み合わせが不自然になってしまうことがあります。これは歯科治療で補綴(ほてい)された金冠の高さが高過ぎること(切削不足)が原因で、その歯の歯髄が過敏状態に陥ってしまう結果、再び脳は顎を元の歪みに戻して噛んだ時の当たりを弱めようとする作用を働かせることがあります。つまり頭蓋骨矯正をしても顎の回旋歪みが戻ってしまい矯正効果が持続できないことになるのです。
 またこの現象が起こっている方は、寝ている時に歯ぎしりを噛む傾向があるようです。これは歯ぎしりで高い歯を削ろうとする脳の働きだと思われます。
 金冠の高さ異常により噛んだ時の圧が過剰だと、歯髄の神経刺激が三叉神経などの脳神経を乱し、体の半身の神経支配を減弱させ筋力を脱力させてしまう恐ろしい作用を誘発することがあるそうです。この作用が生じた場合は、高さ異常の歯で頭部の筋力バランスも崩れる結果、幾ら頭蓋骨矯正を施しても、顎に5°後頭部に15°程度の回旋歪みを誘発してしまい、0°にならない現象が起こってしまうのです。
 逆に矯正しても0°にならない場合は、金属を詰めた歯の中の特定の歯が高過ぎて神経異常を発生していることを意味しているとも言えるのです。

 しかし矯正しても歪みが取れないケースは希で、ほとんどの場合は頭蓋骨矯正後は高さ異常があっても、柔らかい上顎骨が高さ異常を吸収してしまい、90%以上の確率で金冠の高さ異常は消失するとお考え下さい。
 高さ異常が解消すると歯ぎしりも噛まなくなってくる筈です。

 術後に高さ異常が吸収されず矯正が効かない場合は、当院では近くの歯科医を紹介して、高さ異常の歯の金冠部を切削して戴く支援体制もとっております(この場合、保険証が必要となります)。



生涯に一度は・・・
 大きな歪みを持った頭蓋骨を一度でも矯正すると、生まれつきの歪みは大幅に解消され、ある程度(後頭部が3°程度)戻ることはあっても、元の歪みにまで戻ることはほとんどありません。従って一般の背骨矯正だけの施術方式とは異なり、一回の矯正で「頭の歪みが無い本来の体に生まれ変わる」と言える程の体質改善を図ることができるのです。
 あとは歪みが無い頭の元で月日と共に脳が全身を改造して行きます。つまり月日が薬であって、当院での2回目以降の施術が改造工程を促進する支援でしかないのです。

 一度の矯正ではすぐに諸症状が取れなくても、1年経ち、3年経つうちにいつの間にか症状が弱まってきたり、「疲れなくなった」とか「風邪をひきにくくなった」など、徐々に健康度が向上してくる変化を実感できると思います。
 健康体質への改善の為に、そして元気で長生きできる為に、生涯に一度、是非当院での頭蓋骨矯正を特徴とするカイロプラクティック施術をお受けになられ、できれば害毒対策も並行して実施されるようお勧め致します。

発明王 トーマス・エジソンの言葉に、
The doctor of the future will give no medicine
but will interest his patients in the care of the human frame,
in diet, and in the cause and prevention of disease.
「将来の医師は、患者の治療に薬を用いず、患者の骨格矯正や飲食物、病気の原因と予防に注意を払うようになるだろう。」と予言しています。

どうぞ宜しくお願い致します。


 尚、施術の間隔は当初は月に1度程度の継続施術をお勧めしております。症状が軽い方、お忙しい方、遠方からお越しの方の中には、年に1〜4度のペースで続けておられる方もいらっしゃいます。

 美容院や温泉に行くような調子で、健康維持の為に長年に渡って毎月定期的に来院されているお客様もいらっしゃいます。

宮 川 準 一



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