お客様の体験談1
2009.6.29.

私の、宮川先生体験  Y.H.(医学博士)

 平成19年初夏、全身を襲った原因不明の諸症状のため休職の憂き目に会った。不眠・手足関節痛・背筋痛・腰痛・嘔気・高眼圧・顔面麻痺。体重は1ヶ月で6Kg減。検査で器質的な異常は一切認められず、診断は「仮面うつ病」あるいは「慢性疲労症候群」。休養と薬物療法のみでずるずると3ヶ月が経過した。

 その頃、宮川先生との出会いがあり、わらにもすがる思いで施術を受けたのである。そして多分誰にとっても信じられないことに、たった一度の施術でまさに劇的に諸症状が改善。さらに30年近く続いていた右半身の痺れやだるさ、ひどい肩こりがなくなり、握力も戻った。何より姿勢が良くなった。長い間細い便しか出なかったのに、それがなんともたくましく太くなったのも忘れがたい。まさに「ロックがはずれた」ごとく、全身の骨格が音を立てて再構造化されたように実感されたのである。

 これはと思い、幼くして病気がちであった娘もお世話になった。そしてこちらも、その後まったく、気になっていた症状が出なくなったばかりか性格も大変明るくなったのである。

 しかしその後しばらくして、私自身の身体にはまたもや不調が訪れた。右半身脱力感。宮川先生の見立てでは「歯の高さ異常」とのこと。私の奥歯はかぶせ物だらけなのだが、どうやらそのかみ合わせの問題であるというのだ。またしても半信半疑ではあったが、「毒を食らわば皿まで」の心境で、宮川先生紹介の歯医者で何度も何度も懇切丁寧に高さ調整してもらったのである。現在の私の良好な体調は、半分は、宮川先生の指示通りに根気強く歯を削ってくれたその歯科医師のおかげと言ってよい。

 しかしその後も私にはいくらかの問題があった。それは食害・環境害に敏感に反応する身体である。それは宮川先生にもあきれられるほどの敏感さ。そしてその難儀から開放してくれたのが、平成20年後期より開発された無害オン・無害チャン、そして何より甚深ミミョウなのである。

 だが正直に言うと、これらの「グッズ」は当初、おそらく大多数の人がそうであろうけれど、「毒を食らわば皿まで」と念じてさえも、実はなかなか入っていけない世界ではあった。「カイロで良くなりました」、「歯のかみ合わせ調整で良くなりました」・・・こうしたことはまだ人様に話が出来るしお勧めも出来る(それでも不審に思う人はいるのだけれど)。しかしさすがに、「この木片で・・・」とは、ね。

 さらにカミングアウトすると、私は大学で教鞭をとる者であり、また、同時に精神医療に携わる者である。たとえ二流でも博士・科学者の端くれである。それが「この木片で・・・」では、あいつはいよいよおかしくなったかと面白おかしく陰口を叩かれること疑いなし。しかし、その原理はさっぱりわからなくとも、良いものは良いのである。これらグッズがどれほど有害物質を無害にしているか。私のように敏感な身体を持ち合わせてしまった者には面白いくらい「間違いなく変化させている」ことがわかるのである(ちなみに、暗示の効果を排除するためブラインドテストを行ったが、結果、暗示効果は排除できると断じて良い)。もちろんそれでもなお公には何もいえないが・・・。実のところその効果の原理はさっぱりわからないし、それに、もっとも重要なことは、甚深ミミョウを得て実際に身体に変化が生じても、それを感じ取る能力やそれにかかる時間には個体差があるので、「無効である」といった結論を急ぐ人も少なからず現れるであろうし。

 しかし、広く世に問うことはあきらめても、実は私の同僚や学生、そして患者さんにはこっそり教えたりしている。「甚深ミミョウでロックを解いてやり、無害オンで環境を整えさせ、無害チャンで食害を取り除く」、たったこれだけのセットではあるが、まさに私自身がそうであったように、精神的なものとされてきた長年の体調不良から確実に解放されていく人を多数経験すると、現代の精神医療あるいは心理療法とはいったい何であるのか、正直なところ、いささかの疑念を抱かざるを得ないのである。