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頭蓋骨の回旋歪みのロックとは?
  

歪みのタイプ
 頭蓋骨の歪みには3つのタイプがあるようです。

1つ目は頭蓋骨を構成する個々の骨の変形による歪み(左の図)で、2つ目は後頭骨などの回旋歪みによる歪み(中央の図)、そしてそれらが複合した歪み(右の図)です。

 当院が問題とする歪みは2つ目3つ目回旋歪みが有る歪みで、これを矯正することによって1つ目のように回旋歪みが無い頭蓋骨にしようとするものです。

 1つ目の個々の骨の変形による歪み当院の施術などの手技では矯正効果は得られません
 3つ目の複合した歪みの場合も、矯正後に1つ目と同じ外観上の歪みが残ります。  変形をどうしても改善されたい場合は美容整形外科での外科的手術に頼るか、後述の顔や頭の歪みの施術効果を実施して戴くことになります。



頭蓋骨の構成と回旋歪み

 頭蓋骨は前頭骨・頭頂骨・後頭骨・側頭骨・蝶形骨などの骨から成り、それらの繋ぎ目は縫合(Suture)と呼ばれ、本来互いに柔軟に接し合っています。

 左の図は、典型的な頭蓋骨の回旋歪みの歪み方正面上下左右から見た例を表しています。

 重要なのは脳底部です。
 脳底を見ると後頭部顔面部の歪みについて説明しています。

 先ず後頭部ですが、脊骨の一番上の骨(第1頚椎;環椎、アトラス 濃い緑色)は後頭骨(薄緑色)を乗せます。第1頚椎と後頭骨の関節は八の字(黒色)の形をしています。
 関節が八の字の形をしているということは第1頚椎は後頭骨に対して回旋できない構造になっているのです。つまり第1頚椎が向く方向は、常に後頭骨が向く方向一致していることになるのです。
 後頭骨が向く方向を後頭軸(緑色線)とすれば、後頭軸は後頭骨の後方の突起(外後頭隆起E.O.P, External Occipital Process)と第1頚椎の中心を結ぶ線と言えます。
 本来この後頭軸(緑色線)は頭(頭の基軸である赤色の蝶形骨)が向く正中軸(赤色線)とほぼ一致していなくてはいけないのです。

 しかし後頭軸(緑色線)と正中軸(赤色線)とが20°程度大きく軸ズレしている回旋歪みを持っている人が最近激増してきたのです。
 大きな回旋歪みがあるということは、顔を正面を向けて生活している時、常に首の付け根は左右のいずれか20°の方向を向き続けている状態が起きていることを意味しているのです。

 次に顔面部では、顎や顔面が向く方向の顔面軸(青色線)が正中軸(赤色線)に対して7°軸ズレする回旋歪みを起こしているのです。

 この歪みは、左右のこめかみを貫通する赤色の蝶形骨に対して黄色の左右の側頭骨が右に回旋歪みを起こしていることから起こります。側頭骨に構成される下の顎の顎関節(黒丸)の左が後方に右が前方に回旋してしまう影響で、上の左右のピンク色の頬骨(上顎骨)も左上に回旋させられて生じたものであり、その結果顔の左側が詰まった感じになり左目が細くなる相になってしまったのです。

 左の図は後頭部と顔面部の回旋歪みがそれぞれ左や右に向いた4通りのパターンを示し、その中から後頭部が約20°右を向いており、顎は左に約7°向いてしまっている歪みの例を紹介しています。一番多いパターンは左上の図で、顎・後頭部共に右向きパターンです。

 顎が7°歪んでいると、年と共に鼻の不調や顎関節・噛み合わせの異常に悩まされる場合が多いようです。
 7°は回旋歪みがある人の最小値で、限界値は10°と言えましょう。10°の回旋歪みがある人は生まれた時から、視覚や聴覚などに障害を持ってしまうケースがあるようです。

 後頭部の回旋歪みとしては20°が一番多いケースです。この回旋歪みは首から下にも悪影響を与えます。年と共に肩こりや内科疾患などの全身症状を起こす原因になっていると思います。
 しかし20°を越えて23°前後の歪みを持った方は、歩行することすら困難で、様々な難病の類の全身症状に悩まされ入院生活を強いられる場合が多いようです。

 今やあなたもこの例と同程度の顎に7°後頭部に20°以上の強い回旋歪みを持っている可能性が極めて高いのです。

 歪みがあるか否かはなかなか判別しにくいものです。顎に7°後頭部に20°の回旋歪みがあっても、見た目や頭を撫でても歪みが分からない人も大勢いらっしゃいます。
 また頭の形が左右非対称で歪んでいると悩んでいる人でも、当院が問題とする回旋歪みは無い方もいらっしゃいます。
 いずれにしても後頭部に左右非対称な歪みが有るか否かは、以下の方法で自己診断できるかも知れません。

 左の図のように、固く平な床に仰向けで寝た時に、後頭部が床と当たる場所が真後ろで安定しているか、左や右にずれて不安定かである程度診断できます。

 歪んでいる場合の図では後頭部と床の当たりが左にずれている場合を示しています。
頭は右に倒れ易い傾向があります。また左に若干倒すと突起が床と当たり安定する場所があります。

 この図では頭の後頭部が張り出した形で説明していますが、後頭部が円形の形の方の場合は、回旋歪みが有っても床との当たり具合に不安定さを感じられず、手で触っても出っ張りを感じられないので、回旋歪みの有無を判別しにくいといえます。

ご注意; 顎に7°以上、後頭部に20°以上の回旋歪みという概念は、当院だけの独自の視点です。
 医学は勿論、米国で100年の歴史を誇るカイロプラクティックや他の民間療法にも無い歪みの概念なのです。
 当概念は、当院の院長が頭蓋骨の歪みを解く施術経験の中で、感覚を磨くと共に感知し得たり閃いて得られた情報をまとめ上げた当院独自の見解が多い事をご承知置き下さい。



回旋歪みのロックが多発

左図点; 平成17年に「3人に1人頭蓋骨の後頭部にに20°以上の回旋歪みのロックを起こして生まれてきている状況になってしまいました。
 特に将来を担う大切な若い方では2人に1人お子様では3人に2人という高い割合でロックを持って生まれてしまっているのです。」とお伝えしておりました。(左のグラフの灰色の部分)

左図点; ところが回旋歪みなど無かった人(左のグラフの青色の部分)でも、顎に7°後頭部に12°の回旋歪みを作ってしまっている人が平成16年頃から現れてきたのです。その原因は食害被害。(左のグラフのオレンジ色の部分)

点; その後食害被害は急増して、平成19年には回旋歪みが無い0°の人(左のグラフの青色の部分)はいなくなってしまい、日本に住む人の全員12°以上の回旋歪みが起こってしまっていることが分かったのです。

上図点; 以前から虫歯治療の詰め物を施した歯の高さ異常により、顎に7°後頭部に15°の回旋歪みを起こした人が約1%くらいいらっしゃいました。(左のグラフの緑色の部分) しかし平成21年からは15°を越える20°のロック発生で、歯による歪み現象が隠れてしまいました。

上図点; 平成20年には20°の回旋歪みのロックを持った方の比率は50%に激増してしました。
 特に20才前後の若い方の多くに20°以上の回旋歪みのロックが認められる異常な状況に至ってしまったのです。若い方のロック急増の背後には抗鬱剤や安定剤などの薬剤依存による薬害被害食害被害に重畳した事が原因と思われます(左のグラフの濃い灰色の部分)。生まれつきの回旋歪みのロックが無かった人でも、食害と薬害の被害の複合で20°以上のロックを誘発させてしまう現象が起こっているようです。薬剤依存がロックの増加のペースを加速させていると考えらます。
 また小学生以下のお子様では、ほぼ100%にロックが認められる状況にもなっていました。この原因は妊婦の食害被害の激増かと思われます。頭蓋骨が柔かい胎児が、母胎の薬害や食害の複合被害に影響されて、ほぼ100%の胎児がロックを起こして生まれてしまっているものと推測されます。

上図点; ところが平成21年の春になると、食害被害だけで20°のロックを起こす段階に至ってしまいました。
 年初は食べる量が多い男性スポーツマンにロックが起こり、続いて全ての男性に、3月には全ての女性にも起こってしまったのです。結局4月には日本に住む全員の人に、顎に7度以上、後頭部に20度以上の回旋歪みのロックが有る状況になってしまったのです。
 これからは未知の世界です!今後日本国民の健康悪化がどう進むのかが心配でなりません。

 尚、日本以外の国々でも食害被害量に差はありますが、同様の傾向があると言えます。

ご注意; 食害被害が原因顎に7°以上、後頭部に20°以上の回旋歪みやロックが起こるという概念は、当院だけの独自の視点です。
 医学や他の民間療法にも無い歪み誘発の概念なのです。
 当概念は、当院の院長が感覚を磨く過程で、頭蓋骨の回旋歪みの存在や、我が家の食や環境に有る害毒に気付いて以来、お客様に対する経験の中で感知した情報や閃きをまとめ上げた当院独自の見解が多い事をご承知置き下さい。



主な原因;食害・薬害被害

 では頭蓋骨の後頭部に12°回旋歪みを起こしたり、20°以上のロックを起こしてしまう原因は何でしょうか。
 それは食害薬害害毒被害なのです。

 上の図は、なぜ食害や薬害被害が回旋歪み(や猫背)を誘発させるのか説明しています。
食害(薬害)被害が強いと、胃腸を司る神経を刺激する強烈は被害信号が、脊髄を昇って脳を侵します。すると脳は被害信号を弱める反射として、背骨をねじり合わせます。この時に背を丸く(猫背に)してうずくまる傾向になります。
 上下の背骨を逆方向にねじる事で、内臓を司る神経が背骨の隙間に挟まれて、信号の伝わりを弱める事ができるのです。
 背骨をねじる力は、上下の背骨に斜めに張っている筋肉を、左右非対称に収縮させる事で成されます。
 首の骨(頸椎)をねじるには、土台となる後頭骨に支えられて、頸椎の回旋させる役目を持つ斜めに張った筋肉(斜筋)が使われます。
 食害(薬害)被害が強いと、土台の筈の後頭骨も12°回旋してしまったり、被害量が過剰な場合は20°に至り後頭部の骨構造の限界を越えて引っ掛かってしまい、元に戻れず外れなくなってしまうようです。
 この構造的に外れなくなってしまった状況を「ロック」と呼んでいます。

補足. ボクシング、相撲、ラグビー、サッカーなどで頭突きして頭部を強打するスポーツをしても、事故で頭部に打撲や陥没が起こっても、物理的な力では頭に回旋歪みを起こすことはないようです。食害や薬害被害などの害毒被害が回旋歪みを起こす主な原因だと言えそうです。
 ただし瀕死の恐怖体験も回旋歪みのロックを起こす可能性があるようです。


食害・薬害被害の激化がロックを!


平成15年までは、回旋歪みのロックが有る人は3人に1人以内で、その人達のロックは生まれる前の胎児の頃に起こっていただけのように思われました。

 出産時に難産となり、鉗子分娩吸引分娩または帝王切開をされて出産された新生児は、回旋歪みのロックを持って生まれる場合が多いようでした。
 出産時の異常は妊娠中に不本意にも母胎が何らかの食害や薬害に侵されていた可能性があります。
 胎児は母胎の胎盤から臍帯を通して侵入した食害や薬剤の毒被害によって、身の危険を回避しようとして背骨をネジり合いながらうずくまる姿勢をとる反射を起こします。
 胎児はまだ頭蓋骨が柔らかいので、母胎の弱い被害量でも顎に7°以上、後頭部に20°以上の回旋歪みのロックを作ってしまうものと想像されます。
 その後、母胎から食害や薬害が排泄されてもロックを解けず、そのまま出産を迎え、生涯ロックしたまま人生を送る事になり、その顎や後頭部の不自然さが年と共に体調不良を発症させてくるようです。

補足. 特に生まれつき身障者でいらっしゃったり難病で苦しんでいらっしゃる方は、顎に7°以上の10°、後頭部に20°以上の23°という極めて大きい回旋歪みをお持ちの場合が多いようです。
 しかし難病の方の中には当院の矯正が効かず、骨間が硬過ぎてロックが解けない場合がありえますが、甚深ミミョウの登場で年月を掛ければロックを解ける可能性が出てきました。


平成16年から18年に掛けては、食害被害が年々増加の一途を辿り、固い頭を持った成人男性でも顎に7度、後頭部に12度の回旋歪みが発生する状況になってしまいました。

平成19年には日本中の人が最低12°は後頭部に回旋歪みを作っている状況になってしまいました。
 そして平成20年までには青少年の鬱病などが増えた影響で、精神安定剤や抗うつ剤を常用する人が急増したようです。食害被害量の激化に薬害が複合する結果、当院の施術でロックを解いても、後に再ロックを起こしてしまう青年も増えてきました。
 一方妊婦の食害被害の激化が原因で胎児にロックが起こってしまう段階に至ってしまったようで、全ての新生児にロックが認められました。
 その結果、平成20年末には2人に1人にロックが有り、小学生以下は全員にロックが有るような状況に至ってしまいました。

平成21年の新年を迎えると、ラグビーやサッカーの選手、初場所の全ての力士にロックが認められる状況が確認できました。これはスポーツ選手の摂食量が多い事が食害被害量を高めるので、とうとう食害被害だけでロックを起こしてしまう段階になった事が分かりました。
 そして2月末には政治家や評論家など全ての男性に、3月末には食べる量が少ない全ての女性にもロックが起こっている事が分かったのです。
 夏になると食害が一層強くなり、当院の施術でロックを解いた方でもアイスクリーム1つ食べただけで再ロックしてしまう状況になりました。遂に秋になると甚深ミミョウが無いと無害チャンだけでは再ロックしてしまう程、尚一層食害が強まってしまったのです。



他の原因;歯の高さ異常

 それは歯の高さ異常(高過ぎ)です。
虫歯治療で掘られた虫歯に被せられた金冠やセラミックが、生まれつきの自然歯と時より高く接着されていた場合に、顎に7度、後頭部に15度の回旋歪みを起こす可能性があるのです。
 しかし平成21年春には全ての日本に住む人の頭蓋骨が顎に7度、後頭部に20度の回旋歪みのロックを起こしている状況になると、歯の高さ異常は隠れた原因になってしまいました。
 ただし当院の施術後や甚深ミミョウでロックを解いた後に、回旋歪みが0°になれず、この歯の高さ異常が顕在化してしまう場合も希にあります。  そこで以下に高さ異常について説明を残しておきました。

 出産時、幸運にも頭蓋骨の回旋歪みが起きず左右対称で産まれても、虫歯ができて歯科医院でアマルガムや金冠をかぶせた時に、歯科医による削りが足りなかった場合、詰め物の高さが生まれつきの歯の高さより高過ぎる状況が起こってしまうことがあります。特に子供の頃に歯科治療を受けた場合、削る度に医師が「まだ当たる?」と聞いても遠慮して「いいえ」と答えてしまうことなどが高さ異常を生んでしまうものと思われます。
 すると食物を噛む度にその歯の歯髄に過剰な圧力負担が掛かってしまいます。この刺激は脳神経の三叉神経を乱すので、脳はその歯がある側の咬筋の働きを制限するように調整します。この状況の元では頭から足に掛けて、当たる歯がある側の半身の筋力が脱力してしまいます。すると共通して顎に7°後頭部に15°の回旋歪みを起こし、骨格も非対称に歪ませてしまうようです。
 こうした高い詰め物がある方は、脳はその高い部分を除こうとする反応として歯ぎしりを噛む傾向があるのです。また患部側の片目が斜視を呈しているケースもあります。歯科医からはテンプレートの着用を勧められることが多いと言えます。
 小学校の歯科検診で「虫歯が奥歯4本あります。すぐ治療するように」などと指示を受け、一気に4本の奥歯の大臼歯に金冠などを被せたりしたりすると、必ず高さ異常が起こってしまいがちです。
 こうした歯の治療がきっかけとなって、噛み合わせが悪くなり、頭蓋骨や背骨を歪ませてしまうので、様々な全身不良が起こりだしてしまうことがあるのです。



頭蓋骨の呼吸運動
 左の図で、肌色の部分は脊髄の中枢を、青色の部分は脳と脊髄を浮かべている脳脊髄液を表しています。赤色の部位は脳脊髄液を噴出させる器官(脈絡叢)です。

 頭蓋骨を構成する骨は硬いのですが、繋ぎ目(縫合)は柔らかく伸縮性があります。そして頭蓋骨は1分間に数回のリズムで膨大・縮小を繰り返す(第1次)呼吸運動をしているのです。

 この運動は先ず頭蓋骨を膨大させる力で血液から脳脊髄液を噴出させ充満させます。
 次に頭蓋骨を収縮させて脳脊髄液を脳の中心から脳の周囲へと流し、背骨の屈曲と共に背骨の中を下行する脊髄へと流し落とします。
 次に脊髄に充満した脳脊髄液を、背骨の伸展と共に背骨の椎間から出る脊髄神経の管から噴出させ、リンパ液に合流させるようです。

 脳脊髄液は脳の中心部の脈絡叢で血液から生成されます。その際血液に含まれるブドウ糖も供給され、脳と脊髄を栄養します。
 体調悪化と共に脳・脊髄の感覚を鈍化させる為に、後述する体内麻薬が下垂体から脳脊髄液に供給されるようです。

 左の2つの動画はその脳脊髄液の呼吸運動を紹介しています。

 左側は頭蓋骨が歪んでいる異常なケースで、背中を丸くしてうずくまる猫背姿勢と共に、頭蓋腔が縮小し後頭部が薄く絶壁気味になっています。
伸縮運動は緩慢なので脳脊髄液の流れや血液の流れは停滞気味になり、脳は栄養不足を若い内は倦怠感で、年齢と共に血圧・血糖値の変化で訴えることになると考えられます。
 現代では子供でも猫背の人が激増している思いませんか。

 右側は頭蓋骨矯正で歪みが解消して、背中の歪みも取れて背筋が伸びた姿勢になってくる正常なケースです。
伸縮運動が活発なので頭蓋腔が拡張し後頭部が厚く張り出してくる状態も示しています。脳脊髄液の流れや血流は活発で、脳は健康な営みが維持されて気分も爽快でいられます。


 一方食文化の乱れや有害化学物質の増加で、年々食害被害や環境害被害の総量が増え続けています。
 生まれつき頭の歪みが無い人、あるいは頭蓋骨矯正で頭の歪みが解消した人でも、食害による害毒被害や環境害に侵されていると、背中を丸くしてうずくまる姿勢を採る(内臓−体制)反射が働くのです。すると上図左側の動画のケースのように、後頭部は縮んで絶壁傾向になり、猫背でO脚を呈するようになるのです。
 せっかく頭蓋骨矯正で回旋歪みは解けても、害毒対策を怠っている方はうずくまり反射が解けず、絶壁と猫背の改善は期待できないことになります。

 それどころか害毒被害は年々強まるので後頭部の固縮の程度を年々強めてしまう傾向にあると言えます。

 頭の歪みや害毒被害の激増によって、脳が圧迫され脳脊髄液の循環が緩慢になり、脳が悲鳴をあげて様々な症状で異常を訴えたり、遂には内臓に病変を起こしてしまう状況に陥ります。まだ感覚が敏感な若い方の多くが、心身共に不調を訴える背景には、こうした頭の歪みや害毒被害という現象が起こっていることに気付いて戴きたいのです。



頭蓋骨の歪みの精神的影響

 幸運にも生まれつき頭蓋骨の歪みがなかった方は、今迄は健康な上に学業成績が良く、スポーツ能力も高く、明るくアクティブで人に好印象を与える雰囲気があったと言えます。
 人気のキムタクや明石家さんまさん、大活躍の森光子さん。松井秀喜や中田英寿らプロスポーツ選手。そして小泉首相ら政治家や医師にはほとんど頭蓋骨に歪みがありませんでした。だから元気で運動能力も高い訳です。
 100歳前後の長寿を迎えたご老人は、皆さん頭の歪みが無いという共通点がありました。言い換えると長寿には頭の歪みが無い事が必要条件であると言えるようです。

 一方、認知症アルツハイマーなど記憶に問題を発症された方を見ると頭に強い回旋歪みのロックをお持ちなことが分かります。
 また知能知覚に関する難病でお困りの方や障害を持って生まれた方を見ると、皆さん頭の回旋歪みが顎に10°、後頭部に23°という特に大きい角度をお持ちだという共通点があるように見えます。

 頭の回旋歪みは以下のような頭部の負担として精神的ストレスを起こし、抵抗力・免疫力不足頭部の苦痛や気分を乱すの原因となります。
 また歪んだ頭を支える為に、脳は自律神経に命じて、首の骨から腰の骨に掛けて、背骨全体を敢えて歪ませてバランスを取らせ続けます。これが二次的に全身にも影響を与えるのです。

頭部への精神的負担

 左の図を見て下さい。
頭蓋骨が歪んでいない人は、精神的ストレスがあってもストレス許容範囲の空色の余裕が充分あるので活力満々でいられるのです。

しかし頭蓋骨が歪んでいる人で顎に7°後頭部に20°のロックした回旋歪みを持つ人は、平常の精神的ストレスレベルでも青色の余裕が狭くなってしまうので、生きる力が弱まっていることと等しく、免疫力が低く風邪をひきやすく、治癒力が悪いのでなかなか治癒しない等の傾向があります。また共通して常にしんどい(倦怠感)に悩まされる傾向があります。

 ※頭蓋骨の歪みが7°/20°以上ある人は、潜在ストレスが強いので免疫力抵抗力などが弱く、今恐れられている新型インフルエンザ・ウィルスが蔓延した場合は、感染しやすく且つ治りにくい傾向だと言えそうです。

 ※歪みの程度が顎に10°後頭部に23°もの限界の歪みを持っている人では、誕生時から障害を伴う重い難病を呈してしまうことが多いようです。
 顎の10°の回旋歪みは視覚・聴覚・臭覚などの感覚障害に、後頭部の23°の回旋歪みは歩けないなどの運動障害や内科的な全身障害を誘発する傾向があると思われます。

 その上、最近の食害や環境害の被害が新たな巨大なストレスとして複合するので、ストレス許容範囲の余裕を示す紺色の領域が僅かになってしまう影響で、などの重症の発症が増加したり、糖尿病認知症の発症を若年化させてしまうケースが激増しているのです。


 頭蓋骨が歪んでいると、頭蓋腔の拡張収縮運動が緩慢で脳脊髄液の循環が悪いので脳の栄養供給が不足気味になっていると思われます。
 同時に後頭部が固縮しており頭蓋腔の内容積が狭くなっているので脳が圧迫されているとも思われます。
 脳脊髄液循環の悪さ圧迫は脳にとってストレスとなり、しんどさイライラを越えて頭痛に悩まされたり、鬱(うつ)不安神経症などの諸症状が精神面に現れることがあります。
 パニック障害・情緒障害・適応障害などでお悩みの人は、共通して強い頭蓋骨の歪みをお持ちであると言えそうです。
 突然てんかんの発作に襲われる方にも頭蓋骨に強い歪みがあるようです。
 上述しましたように認知症を呈する方は年配者の筈が、最近では40歳頃から発症されてしまうという悲惨なケースが増えているそうです。
 また後頭部の固縮で若い方を中心に脳脊髄液減少症と診断されるケースが急増しているようです。

 こうした体調の良さ悪さを「生命力」と表現する生体が持つ力で表現してみます。
 生まれつき回旋歪みのロックが無い人では、平成15年以前では5000カウント以上の生命力がありました。
ところが食害被害に侵され続けた平成20年頃には、3,500カウント程度に低下しています。

  ところが平成21年2月にほぼ全ての日本に住む人にロックが起こってしまいました。しかもロックを起こしてしまった人は、8ヶ月後の10月には500カウント程度まで急激に低下している事が分かったのです。
 500カウントの低さは、生まれつきロックを持って生まれた人には最高値で、20才以下の初期の人が持つ生命力です。その後加齢と共に200カウント以下にまで低下して行きます。
 健康だった人でもその500カウント値にたった8ヶ月で陥ってしまうのです。
 このままロックした状態が続くと、健康だった人でも敏感な人なら半年から1年後、ほとんどの人が2年後から3年後には、何らかの体調不良が起こって来てしまう事が懸念されます。


二次的に全身を歪ませる事の精神的負担

 頭蓋骨が歪んでいる場合、頭の歪みを補おうとして背骨も歪ませるバランシング作業が働きます。この作業は歪みが無ければ必要の無いもので、脳にとっては無駄な作業であり無用の負担でしかないのです。このバランシング作業こそが24時間休むことなく一生続けなければならない負担もストレスなのです。このストレスがある状態なのに、体を動かす事やスポーツをする事はストレスを増やすことになるので、負担の増加を嫌う反応として、しんどい(倦怠感)何もしたくない(無気力)疲れやすい(疲労感)を自覚させるものと思われます。また特にストレスレベルが高い時はめまいを感じたり、常に高い人は運動障害を呈している場合があります。

 こうした歪みストレスは更に様々な逃避行動を取る傾向があります。
 何もせずにジッとしていても、頭の歪みを全身で補う運動を続けているので、「体を動かす気が起きない」という気持ちが消極的で閉鎖的にさせてしまうようです。
 自然に孤独を愛するようになり自己中心的な行動をとりがちです。子供の頃の自閉症や、学生の不登校、青年のひきこもり、働き盛りの青年ニートなどの急増、妻帯者の失踪の増加なども、強い頭の歪みを持つ人に起こる心理状態で、その増加は歪んだ人の人口が増え続けている事を物語っていると言えそうです。
 結婚適齢期の若者においては夫婦として束縛を嫌って結婚自体に抵抗を感じる人が増えて、婚期が遅くなったり結婚しない人が増えつつあります。
 また脳がストレスで攪乱されている影響で、不妊症の人が増えたり難産になる人も増える傾向にあるようです。そうした影響が出生率1.29倍という最低のレベルに陥ってしまったと言えそうです。

 また頭の歪みによる脳の不快感は精神的抑圧感閉塞感を誘発するものと思われます。
 こうした症状を持った人は不審な言動をするようになり、精神的異常や性格異常として診断され、教育的や医学的処方で治療されることが多いと思われます。
 しかし本人にとっては他人に苦痛を訴えても誰にも分かってもらえず、出口の無い袋小路に入ってしまったような八方塞がりの精神状態に陥っているのです。その結果自殺することで解放されようとしたり、暴挙を起こしたり、麻薬に依存して一時的でも苦痛から逃避したいと考えるようになってしまう人も増えていると思われます。

 ※凶悪な犯罪で逮捕された加害者の顔写真がテレビで紹介されると、いずれの人も強い頭の歪みを持っていることが共通点として見られます。

 ※強い頭の歪みを持った子が心身の不調を訴えているのに、頭の歪みが無い健康な親には子の不調を理解することができないので、「何を考えているのだ」「目を覚ませ」「根性が無い」などの言葉を浴びせる悲劇が激増しています。この種の叱咤で変われない強い苦痛が頭の歪みが原因で子供に起こっている可能性が高いのです。
 親も頭の歪みの保持者で共に体調が悪いと、子供の暴走を制することができず、親が子の暴力に侵され続ける悲劇も起きている。


 一方で小学生の多動症学級崩壊も問題になっています。頭を歪ませて生まれてしまった子供達は脳のストレスで、常識を逸した行動を取ってしまうものと思われます。
 また40歳以下の世代に共通した現象で、「すぐキレる」ことが多く、特に強い固縮が暴挙を誘発してしまうと言えます。
 また閉塞的な圧迫感は虐待いじめ自殺などの原因にもなっていると思われます。

 ※いじめに関しては、いじめの加害者だけでなく、いじめの被害者にも頭の歪みが強い傾向があると言えます。いじめをする子は頭の歪みストレスでイライラして、そのはけ口として元気のない子を選んでいじめてしまうと考えられます。元気のない子も頭が歪んで存在が異常になっているので、いじめの対象になってしまうのでしょう。


 しかも辛い閉塞感や抑圧感から逃れたくて家族に向けての暴力(DV)で発散しようとするケースも増えていると考えられます。  こうした苦悩の生活を強いられている青年達の顔をテレビなどで見ると、頭蓋骨に強い歪みがあることが共通して観察できるのです。

 頭蓋骨の歪みや固縮は脳への血流や脳脊髄液の循環を鈍化させます。強い歪みをお持ちの人が、ある日特に強い食害に侵されたりした時、急に血圧が上昇して若い方でも脳の循環器障害を起こすケースが多発しているようです。
 急性の心筋梗塞・心室細動脳梗塞・クモ膜下出血の若年化も、強い頭の歪みと食害被害量の増加が原因の一部になっている考えています。

 精神的な面ではありませんが、脳や脳神経にも悪影響を及ぼします。

 頭蓋骨を構成する多くの板状の骨の繋ぎ目からは、三叉神経・顔面神経・迷走神経・舌因神経などの重要な脳神経が出入りしています。頭の歪みの影響で脳神経を貫通させる繋ぎ目(縫合)が固着してしまうと、目の病・耳鳴り・難聴・鼻炎・味覚障害などの異常や顔の肌荒れ・シワ・クマなどの皮膚の異常、発展すると顔面神経マヒ三叉神経異常を起こしたりする可能性があります。
 頭の歪みは頚椎に強い歪みを作ります。第1頚椎の直前を左右に下行する迷走神経などの自律神経の走行を第1頚椎の前方変位側が圧迫し続けるので迷走神経に障害を与えることもあり、その結果胃や腸などの内臓などに機能低下症状を誘発することもあると思われます。
 また頭の歪みは慢性的な頭痛の原因になったり、多くの場合顎関節症を発症させます。



二次的な背骨の歪みの肉体的影響

 頭蓋骨の後頭骨に強い回旋歪みがあると、これをバランスさせる為に二次的に背骨から足先に掛けて骨格を歪ませます
 左の図の2つの骨格モデルは、後頭部に回旋歪みが無い正常な場合(左)と強い歪みが有る場合(右)の首から下の骨格への影響後方から見て表したものです。
 左側は頭が直方体の箱のモデルのように歪みが無い場合を示し、背筋はまっすぐで腕や足は左右対称です。
 右側のモデルのように、頭の箱の底面が右に向いてしまう歪みがあると、首の骨、胸の骨、腰の骨、骨盤、そして両足に及ぶ各部を互いに少しずつネジらせています。これは後頭部の回旋歪みを打ち消す為に、脳が全身の骨格に命令を与えてバランスさせているのです。
 右の歪んだ頭の形を、左の直方体に変形できれば全身の骨格も自然に左右対称になることも意味しています。当院の矯正は、まさに右の様な歪んだ頭を、左の様に歪みのない頭にすることで、全身の骨格もバランス改善させようとするのが目的なのです。

 右上の男性の後ろ姿の写真は実際の例で、右が頭蓋骨矯正前で左が矯正後の例です。背骨の歪みは勿論、頭自体の後ろから見える形も対称性が改善していることが分かります。
この変化こそ当院の頭蓋骨矯正の効果と言えます。

 頭蓋骨の回旋歪みの大きさは生涯一定ですが、首から下の背骨の歪ませ方は加齢と共に複雑に変化させます。また歪ませ方が複雑化するにつれて、神経支配が弱い部位が多発すると共に範囲が広まることになり、その過程で様々な自覚症状を発症させてくると考えられます。
 そこで以下に成長と共に起こる背骨の歪み方の変化と、歪み方の複雑化と共に発症する症状との関連について紹介します。

成長と歪みのパターンの変化

 下の図は後頭部が右向きに20°強く回旋歪みを持った人の背骨の歪みパターンを後方から見た図を示しています。同じ頭蓋骨の歪みがあっても、背骨を歪ませる歪ませ方に単純なパターン複雑なパターンがあります。一般には子供や若年の頃は単純なパターンの人が多いので初期のパターンと呼びます。成長と共に歪みパターンは複雑になってきます。20才代の人では中期のパターンと呼ぶ歪み方に至り、30才以上になると後期のパターンと呼ぶ最も複雑な歪み方になってしまうようです。
 勿論、人によっては少年期に既に後期のパターンに複雑化させている場合もあります。後頭部の回旋歪みが23°と極めて強い人の場合は出生直後に既に後期のパターンを呈している場合が多いようです。歪みパターンが複雑に変化する経過の早さは人によって異なると言えます。


 背骨は首に7個の頚椎、胸部に12個の胸椎、腰に5個の腰椎からできており24個の椎骨で構成されています。
 上下の2個の椎骨の間(椎間)がネジれ続けると、左右の隙間の穴(椎間孔)から出入りする脊髄神経の片側が慢性的に圧迫され続けて、その神経の伝わりを弱めてしまうことになります。この神経が腕に行く腕神経なら片側の腕や手に、足に行く坐骨神経なら片側の足に異常を生じることになります。

※下の椎骨に対して上の椎骨が後方に変位した側の脊椎神経が圧迫を受けることから、カイロプラクティックでは後方変位した側を異常を見なして、後方変位を起こしている椎骨の所在を触診で見つけることを重要視しています。
 下の例では(パーマー系では)黒色で示した棘突起が左に、(ナショナル系では)右の横突起が後方に変位していると診断して、棘突起を右に、または横突起を前方に戻すスラストを加える施術を行います。いずれにしても椎間孔で圧迫を受けていた神経を解放させて、その先の臓器の回復などを図ることを目的としているのです。

 また椎間にネジれが起こると椎間板の前方の厚味が減少して、上の椎骨が前屈してしまいます。これが前彎している筈の7個の頚椎を直線状(ミリタリーネック;兵隊さんの首)にさせたり、12個の胸椎を強く前屈させて猫背にしたり、前彎を成す腰椎を直線状に近づけて上体を前傾させてしまう姿勢を作ります。



 初期の歪みパターンの人は、強く右に弧を描く歪み方なので後ろから背中を見た時の背骨の歪みが目立つ傾向があります。親や他人から歪みを指摘されることが多く、自分でも体の非対称性を知っていることが多いのです。しかし背骨全体でゆるく歪みを作ってるので、特定の椎骨で神経圧迫を起こすことはなく、全ての脊髄神経は元気だと言えます。従って初期の段階の人はまだ健康で辛い症状も出ていないといえます。

 中期の歪みパターンに進んでしまった人では、第7頚椎や第4胸椎前後や第9胸椎前後の3ヶ所で背骨のネジれの方向を折り返す作用が働くようなるので、脊髄神経が神経根で挟まれて伝達が弱くなる椎間孔が左右の片側に現れてきます。その弱まった神経が支配する部位に徐々に症状が現れてきます。片側の肩や腕に症状が現れることが多いようです。
 また脊髄の終端(円錐)吊り上がりで、足や下腹部を支配する馬尾の中で足先に至る馬尾の緊張が起こり、足に何らかの不具合の症状が出る傾向があります。



 また後期の歪みパターンの人になると、背骨を左右交互に小刻みにネジレ合うので、椎間孔で挟まれて伝達が弱まった脊髄神経が左右に増えてしまいます。その結果、体の凝りや痛みなどの諸症状の他に、内臓を支配する自律神経が圧迫され続けてしまうケースも現れて、その神経に支配される内臓の働きが低下したり組織の変性悪性腫瘍などを起こったりする不具合が多発してしまう可能性が高まります。
 様々な内臓疾患の発生や生活習慣病(成人病)と呼ばれる循環器やホルモン系の諸症状の発症は、背骨の歪みによる神経伝達の低下の部位が増えて、しかも長く続く状況が起こすものと考えられます。
 また小刻みな脊髄のネジれ合いで終端の円錐が頭方に強く吊り上がるので、足や下腹部を支配するほとんどの馬尾が緊張して伝達が悪くなる為、生殖器や泌尿器系に問題が起きたり、足・膝・股関節などに異常が現れてくる傾向があります。

背骨の歪みと諸症状

 下の図は背骨の歪みと各部位毎の痛みや凝りなどの代表的な発症症状を対応させて表しています。


 背骨の歪みは、後頭部の回旋歪みをバランスする為に、脳が筋肉を左右の非対称に働かせて背骨全体をネジらせることから起こると先に紹介しました。その歪み方は子供の頃はゆるいネジレの初期パターンで、20歳までには中期のパターンに変化し、30歳までには歪みパターンは益々複雑になり後期パターンへと発展してしまうことも述べました。

運動能力の低さ・・・左右非対称な骨格バランスの元では、運動能力が不自然になってしまいます。子供の頃から歩行が遅かったり、よく転倒したり、なかなか逆上がりができない、泳げないなど、運動能力が低い運動オンチの傾向が現れることがあるようです。
 スポーツクラブに入部しても上達が悪くレギュラーにはなれず、関節障害が起きてきて止めてしまうようなケースが多いかも知れません。
 カルチャースクールでヨガやダンスをしても、なかなか動きが不自然で上達が悪くて続ける気力が出ない人も頭が歪んでいる可能性が高いのです。一方インストラクタの先生は歪みのないバランスの良い方ばかりなのです。

 骨格の非対称性は、首を左右に回旋させた時、右には回り易いが、左には回り難いという可動性の非対称にも現れます。また7個の頚椎をネジり合わせているので、椎間関節の可動性が失われ固くなり、首を振るとボキボキ鳴ったり首を振るのが癖になる人が多いようです。
 同様に背骨が固い、体が固い、前屈や後屈が固いなどの傾向も、背骨をネジり合わせていることが原因になっていると思われます。
 また正座がしにくく左に腰をはずす横座りが楽だとか、椅子に座ると右膝に左膝を組み易いなどの非対称性を実感することが多くあると思います。

首や肩のこり・手のしびれや冷えや肌荒れ・・・初期から中期に変わるだけでも頚部のネジれ方は強まるので、頚椎の可動性を失い、首が固い感じや首を動かすとボキボキ音を発するようになってきます。頚椎のネジれ合いは首の付け根と肩甲骨の間の僧帽筋を左右非対称に働かせ続けるので、首や肩のこりを発症させて来ます。また後期に変化すると症状が強まり慢性化してこりが痛みに変わり、肩甲骨の当たりの脊椎も強くネジれ合わせるようになるので、背中がこる症状が出ることもあります。
 整形外科でのレントゲン検査で「首の骨が直線状に前傾している」と言われたり、「首の骨の隙間の椎間板が痩せて狭窄を起こしている」と言われる場合も、頚部のネジれ合いが原因と言えます。
 下部の頚椎のネジれが強くなると、左右いずれかの腕に行く脊髄神経の神経根が椎間孔で挟まれ、手先にしびれや冷えや肌荒れ爪や関節に異常を起こしてくることがあります。後期パターンに至ると腕や肘にまで異常を呈するようになってきます。

腰痛・ぎっくり腰・・・中期以降では下部胸椎から腰椎にかけてのネジれ合い現象の強化は腰痛を発症させてます。この部分の背骨を歪ませなければならない異常な状況が起こっていることを脳は本人に気付かせようとして、腰痛を発症させたり、時にはちょっとした体の動きで、組織が変性してしまった太い腰筋の筋膜に炎症を起こししまい、ぎっくり腰を発症させて急性症状で体を動かさないようにブレーキを掛けることもあります。

猫背・側彎症・・・背骨が強くネジれ合うと椎間板の前面が薄くなり、下の椎体に対して上の椎体が前屈してしまうことをで説明しました。縦に並ぶ椎体の間で前屈が起きれば、これが背中を丸くさせて猫背を作ってしまうのです。
 後頭骨と第1頚椎の関節に回旋の自由度が無い人の場合、背骨のネジれ合いが余り起こらないので、背骨が側方にS字状に歪む側彎症を呈する体質だと言えます。側彎症の方は、初期の歪みパターンのような背骨をネジりつつ側方に弧を描くことができないので、脊椎間に側屈を複数起こして後頭部の回旋歪みをバランスさせようとしているのです。結果的に外観上は姿勢に強いS字状の歪みができて徐々に激しくなるのでこれに悩まされますが、椎間でネジれによる脊髄神経の圧迫は起きないので、初期パターンの人と同様に症状の発症は少なく健康でいられるケースが多いように思われます。

足の冷えやしびれ・生殖器や泌尿器の異常・・・歪みが中期から後期パターンに複雑化すると、脳から下行する脊髄が小刻みにネジれ合って頭方に吊り上がるので、足や下腹部の臓器を支配する馬尾神経が引き伸ばされる現象が起こります。中期パターンの段階では足先の冷えやしびれや爪の異常などの症状が出るとこがあります。
 後期パターンに至ると、足の不具合足首からふくらはぎ・すね、そして膝やふとももへと、加齢と共に上方へと拡大してゆく傾向があります。
 また生殖器系の異常として女性の婦人病や男性のEDなど、泌尿器系の異常として膀胱前立腺の異常やを起こす場合もあります。つまり腰から下の末梢に影響を及ぼすことになるのです。


圧迫骨折・骨粗鬆症・・・後期の強い背骨のネジれが続くと、多くの脊髄神経が挟まれ続けて多くの臓器に悪影響を及ぼしてきます。
 こんな状況は生命維持をも困難にしてしまうので、脳は背骨のカルシウムを敢えて減らして骨を脆(もろ)くして、神経を挟んでいる下部胸椎や腰椎の一つをネジれながら座屈させて圧迫骨折を起こさせる道を選びます。
 左の図のように背骨の1つの椎体犠牲にして圧迫骨折ネジり崩して大きなネジレを吸収させることによって、他の全ての背骨のネジレ負担を軽減し、多くの脊髄神経の圧迫を解放させて守ろうとする訳です。特に強いネジレは、食害と関係が深い大腸を支配する神経を出す第10胸椎付近に起こりますので、このレベルの下部胸椎で圧迫骨折を起こすケースが多いと思います。
 骨密度を下げる現象は骨粗鬆症と呼ばれます。骨粗鬆症はカルシウムの代謝異常とかカルシウム不足が原因と言われていますが、実は脳は強い背骨のネジレを圧迫骨折を起こさせて回避する為に、やむを得ずカルシウム密度を下げている反応だと思われるのです。


腫瘍など・・・頭蓋骨に回旋歪みがある方では、背骨にネジれ歪みを作るので下の図のように神経が椎間で挟まれる結果、その神経が栄養する組織に変性を起こしてきます。それが様々な症状を起こして腫瘍を作ってしまうと考えられます。
 しかも年齢と共に歪みが強まるので、変性の部位の広さが拡大したり、他の背骨でも同様の現象が進み、症状が強まり拡大し、全身に広がってしまうことになります。
 その上に害毒被害が強いと防御体勢が強まるので、それも複合して背骨のネジれを一層強めることになり、一層の悪化を招くことになります。
 つまり頭の歪みが無い方に比べて重い疾患を作ってしまう可能性が高いのです。

 頭の歪みは無い方でも、有害飲食物を食べ続けたり、有害物質が多い環境に曝されていると、脳は背骨を右に左にネジれ合わせて身をすくませる防御体勢を取り続けるので、強い被害に長く侵されていると同様の組織変性を起こすことがありえます。
 こうした異常状況が肺ガンや乳ガンなどを起こすのではないかと考えています。特に食害被害は胃や大腸など消化器系にガンを起こす傾向があるように思えます。

 食害被害は消化器系の臓器に、大気汚染などは呼吸器系の臓器に異常を発症させる原因になりますが、頭蓋骨の歪みによる後期パターンの歪みがそれらの臓器周辺の神経を弱めてしまっていると、悪性の病変に至らせてしまう上に、神経支配の弱い部位の体積の拡大は悪性の組織を肥大化させる現象として診断されることになると言えます。
 「同じ物を食べ、同じ環境にいたのに、何故私だけこんなことに・・・」と嘆かれれる方には、生まれつき頭蓋骨に強い歪みをお持ちの可能性があるのです。

アトピーや喘息・・・食べ物や衣類・建材などの有害刺激でアトピー・喘息・花粉症・化学物質過敏症・シックハウス症候群などのアレルギーを起こす原因の一つとして、第10胸椎のネジれで副腎皮質を支配する神経が弱まる現象が皮膚科学会で発表されていす。
 頭蓋骨に回旋歪みがある人で中期の歪みパターンに至った人は、第10胸椎を慢性的に強くネジらせる骨格になっていることがあります。その方が食害や環境被害を被ると、第10胸椎を一層強くネジらせ、副腎皮質ホルモンの分泌を弱めてしまうので、アトピーや喘息などの症状が強まることになる訳です。
 言い換えると頭蓋骨に回旋歪みがあって全身が異常な状況にあるので、脳が食害や環境被害などの被害の増加を嫌って、第10胸椎をネジってアトピーを発症させて本人に被害を自覚させようとしているとも捕らえられます。アトピーが強く出た場合は、その前日に食べた何かに強い食害があったと推察できるのです。
 30才前後からアトピーなどが発症しなくなってくることがあります。「30才からアトピーが楽になった」と言う人がありますが、これは歪みパターンが後期に移行したために、第10胸椎以外に強い歪み箇所が発生して異常部位が増える上に体内麻薬の濃度が高まって、アトピーを発症させる力も無くなって鈍感になってしまったと受け取るべきなのです。

脳梗塞・心筋梗塞・・・ショック症状のように起こる脳梗塞や心筋梗塞は頭蓋骨の回旋歪みの有無とは余り関係なく、歪みが無い方にも起こります。
 「さっきまで元気だったのに急に・・・」起こると言う特徴があります。この原因には前日などに食べた食材の食害被害があると思えてなりません。食害が大腸に至った時に背骨が強く歪む影響として心筋梗塞が起こり、後頭部の強い収縮で脳梗塞が起こってしまうと考えられます。
 最近では遺伝子組み換えの害が普通の卵や牛乳や大豆食品に拡大してしまい、それらの強い有害性が脳梗塞と心筋梗塞の発生を増大させていると思われます。


スポーツ界でプロ選手やオリンピック選手として超人的能力を発揮できる人は生まれつき頭に歪みがない人だと言えます。学生時代に地域の大会に代表として参加したことがある方なども頭の歪みがない人の部類に入るでしょう。
 芸能界でいつまでも美しく元気な女優さんや、多くの番組に長い間出て変わりなく活躍しているタレントさんも共通して頭の歪みがない方々だと言えます。
 また政治家・法律家・教育家・官僚などの有識者と呼ばれる人々も、頭蓋骨の歪みなどないので知識の吸収や能力の発揮が優れているのです。
 医学部の難関を昇り詰めた医師も頭に歪みは有りません。健康で優秀である分だけ、頭蓋骨の歪みなどの原因で悩む患者様の苦痛は想像もできないと言えます。

※頭蓋骨の歪みとして、顎に7°後頭部に20°の回旋歪みを作って生まれてしまった方でも、骨格を強く歪ませる脊椎の場所椎間のネジれの程度は人によって異なるのです。またその人の年齢によって骨格の歪ませ方も変化し複雑化するのです。その結果、背骨の歪みで起こる神経への悪影響も人によって様々となります。従って発症する自覚症状の場所や程度や経過や変化は、人によって千差万別だと言えます。
 言い換えると、どんな症状も背後には頭蓋骨の歪みによる骨格の歪みが原因している可能性があるのです。

※最近アスベスト被害により中皮腫という肺癌を発症された方が激増していることが問題となっています。発症されてしまった方々がテレビで紹介されることがありますが、頭に歪みをお持ちであったことが確認できました。アスベストの粉塵が舞う職場で同じように勤務された人の中で後に癌に至ってしまった方は、頭に歪みがあったので背骨の歪みが年と共に強まるにつれて肺などの内臓を栄養する神経の働きを弱める部位を作ってしまい、そこに突き刺さっていたアスベスト片の毒性が癌を発症させてしまったという推測ができます。環境害被害を被った人で頭蓋骨に歪みを持っている人は、歪みを持っていない人より重症の疾病を発症させてしまう可能性が高いと言えそうです。
 大気汚染・放射線被曝・電磁波被害・化学物質被害などの環境害被害にある期間被ってしまった場合でも、一部の人だけが不幸にも癌などの病症を発症することになります。その人が発症してしまった背景にも、頭に強い歪みがあった事が原因の1つになっていると言えそうです。


歪みが強い程、年を取る程重症に

 顎(顔面部)に10°後頭部に23°という限界値の回旋歪みを持って産まれたお子さんは、小児期から重篤な症状を呈すると言えそうです。
 或いは幼少期に様々な障害を発症してしまうお子さんには、共通して顎(顔面部)に10°後頭部に23°に近い強い回旋歪みをお持ちであることが観察できます。

 顎(顔面部)に10°近い回旋歪みがあると、視覚や聴覚や臭覚などの感覚器に障害を持ってしまう傾向があるようです。
 後頭部に23°近い回旋歪みがあると、発育や運動障害などに関係すると思われる様々な障害を呈してしまうと言えそうです。
 下の左の図を参照して下さい。

 また年を取って年齢が高まるにつれて、何らかがきっかけとなって症状が出始めたり、その症状が加齢と共に強まってしまうことがよくあります。

 アトピーなどの症状によっては30才くらいから良くなったと感じられるケースもあります。これは治癒したのではなく、背骨の歪みパターンが後期に移った為に症状が変化しただけなのです。

 生まれつきの回旋歪みの程度が強い方ほど、低い年齢で強い症状が出てしまう傾向があるようです。


体内麻薬について

 頭蓋骨の回旋歪みが2次的に背骨を歪ませます。背骨を歪ませるのは、頭の回旋歪みと打ち消してバランスを取る為に、脳が敢えて背骨に歪みを作る命令を出し続けるのです。この背骨の歪みは背骨(椎骨)をネジり合わせて作るので、脳は背骨をネジると言う異常な作業を強いられ続けるのです。この異常な状況から肩や腰の筋肉に凝りや痛みを発症させるのです。
 また強い椎骨のネジれ合いは脊髄神経を圧迫するので、全身の至る所に神経の伝わりが悪い部位を作ってしまいます。こうした神経支配が弱い部位が組織の異常臓器の機能低下などを起こすので、様々な不具合を生じるものと一般的には考えられます。

 しかし頭蓋骨の歪みが例え顎に7°後頭部に20°あるとしても、現れる症状や程度は人によって千差万別です。それは首から下の背骨の歪ませ方が人によって様々だからです。歪み方には特徴的には下図の初期・中期・後期の3タイプに分類できると思います。また歪み方はその人の年齢によっても推移するようです。

 歪みが初期から進んで中期・後期に至ると、不具合箇所毎に自覚症状が起こってしまうと思われます。不具合の程度が症状を強め、部位の拡大や増加が疾患の種類を増やしてしまうことになります。こうなると苦痛が激しすぎて生存すること自体が困難になってしまいます。神経支配のムラが広がるのに応じて、脳はやむを得ず体内麻薬(及び脳内麻薬;エンドルフィンなど)を血液中に分泌させて苦痛を封じて生活しやすいようにします。体内麻薬は体が作り出すモルヒネのような働きを持つ鎮痛剤なのです。
 実は私の感覚で人を観ればその人の体内麻薬の濃度をカウント値で計れるのです。頭蓋骨に回旋歪みが無い人では120カウント前後の体内麻薬が観察されます。

下の2つの図で具体的に説明します。上の図は椎骨のネジれ合いの仕方を示し、下の図は実際に背中の姿勢を見た時の背骨と肩甲骨の特徴を示し、青線で神経症の発症の具合も示しています。
 左から初期・中期・後期の歪みパターンを紹介しています。


左端は一番シンプルで無理のない歪み方で初期と位置づけます。
 背筋の歪みは右に強い弧を描いているので見た目は派手ですが、特に強いネジレを起こして神経症を起こすような背骨の部位はなく、体調はそんなに悪くない傾向があります。子供や20才以下の若い方に多いケースです。体内麻薬はまだ500カウントと少ない傾向です。

中央はやや複雑になった歪み方で中期とします。
 背筋は左に凸になる歪みに変化しています。20才前後の方に多いタイプで、体の半身に症状が出る傾向があります。「学生の頃にあった症状は最近は無くなりました」などと言われる場合があり、歪み方の変化が症状の変化をもたらすことがあります。肌色が黒っぽくなっているのは体内麻薬が少し分泌していることを示しています。初期の段階の体内麻薬の濃度を1とすると、中期では濃度が2倍(1000)から3倍(1500)前後に増加しています。

右端は最も歪みが複雑で背骨を交互に小刻みにネジリ合わせているのが後期の特徴です。
 30才前後にはこの歪みに進んでしまっている人が多いようです(後頭部の回旋歪みが22°前後だと、子供の頃から既にこの歪みレベルになっています)。
 全身の多くの部位に神経支配が弱い状況を起こします。強い前屈み猫背、そして背骨は真っ直ぐ肩甲骨の右が低い(希に左が低い)姿勢が典型的な特徴です。
 強い首の凝りや、血圧や血糖値が高いなどの様々な内科疾患や内臓に問題を起こすのはこのタイプです。肌色をどす黒く描いているように体内麻薬の濃度も極めて高いと言えます。初期の濃度に対して4倍(2000)または飽和濃度(2200)に達しているのです。
 その濃厚な体内麻薬が邪魔をして、施術中や施術後の爽快感効果を全く実感させないのもこの段階の方の特徴です。


 ただし体内麻薬の分泌濃度は同じでも感覚の鈍さには男女差があるようです。女性の方が濃度は同じでも敏感なようです。
 その理由は、女性の場合は出産や育児や家を守る役目を果たす為に、体調の不良を自覚し早めに養生できるような体質になってからだと言えそうです。
 男性の場合は、例え頭蓋骨が大きく歪んで色々な症状を発症させる状況に至っても、濃い体内麻薬が全身を麻痺させ発症を封じて、無理にでも体を動かせるようにする特徴があるからだと思います。これは男性は「働き蜂」にできているからでしょう。
 熟年男性の場合、仕事仕事の生活の結果、精密検査で悪性疾患が発見されたりするケースがよくあるようです。これは体内麻薬で症状が封じられていたので、疾患の悪化を感じられず検査で発覚することになったのです。

補足1,
 当院が矯正しようとする強い回旋歪みのロックをお持ちで、既に後期に至り2200カウントの濃度の体内麻薬を分泌している状態でも、肩凝りや腰痛でお悩みの場合が多くあります。そういう人が、鍼・灸・指圧などの刺激や電気刺激などのツボ療法を受けたり、激しいスポーツをすることは、体内麻薬(βエンドルフィンなど)の濃度を一時的に高める本能を働かせていると言えます。これらの療法を採った後、しばらく肩凝りなどが軽減した感じに浸れるのは噴出した体内麻薬で患部または全身の感覚が一時的に麻痺したお陰なのです。
 しばらくすると体内麻薬は平常値に減少するので、諸症状が再発してきます。またその療法を定期的に繰り返すことになるのです。

補足2,
 生まれつき回旋歪みが無い人、或いは施術で生まれつきの回旋歪みがなくなった人は、通常は120カウント程度の体内麻薬しか無い筈です。
 しかし異常な刺激を15分以上の時間肉体に与えたり、危険と遭遇した場合、脳は瀕死の緊急事態と受け止めて、危険から逃避できるようにする為に体内麻薬を限界値の2200まで分泌させる反射を起こすようです。
 危険回避の例として、動物に腕を噛みちぎられたり、機械で腕を切断してしまった時などには、暫くは痛みが出ず敵から逃げたり対処したりできると言われています。これは危険から逃げ延びる猶予を作る為の脳が局所に瞬間に高濃度の体内麻薬を分泌させる働きだと思われます。これこそ体内麻薬の作用を裏付ける例だと言えましょう。また中国では鍼を施している間に開腹手術をしてしまうことが知られています。これも鍼でのツボ刺激で腹部に体内麻薬を分泌させる麻酔効果を活用させた療法だと言えましょう。

体内麻薬を限界の2200まで分泌させる刺激例
●熱刺激:半身浴、岩盤浴など
●電気刺激:EMSなどの低周波刺激
●運動刺激;長距離ランニング、長時間の繰り返し運動など
●異常吸気刺激:アロマ、マイナスイオン、酸素カプセルなど
●圧力刺激;加圧トレーニング、加圧水着など
●薬物刺激;覚醒(興奮)剤、鎮痛剤、筋肉増強ホルモンなどの投与

 その反射は健康法として乱用されていると言えます。
 ダイエット筋肉強化の効果や、鎮痛疲労抑制の効果を目的とした健康法として広まっています。
 脳の異常反応として、痩せや筋肉の発達という暴走が起こったり、体内麻薬の力で諸症状が治まり疲れ知らずで頑張れてしまう変化が起こるのです。
 この場合の危険性としては、緊張が不要となった安静時に、脳が全身を一気に養生モードにしてしまう結果、急に激しい睡魔や脱力に襲われて長時間動けなくなる恐れがあります。また常習する場合は、脳が長期に恒常性を維持する営みより危険逃避反射を優先する影響で、悪性疾患などを発症させても症状が出ないので分からず、悪化を暴走させてしまう恐れがあります。
 異常に長い時間、高圧力、高温、空気成分、電気刺激などで、異常に痩せたり筋肉が付いたり、異常に疲れを感じなかったり体の動きが良いなどの不自然な効果は体に悪いのです。常用されている方は早くお止めになることをお勧めします。
 24時間テレビでタレントさんでも100km前後の距離を走破できてしまうのも、終板に膝や足の痛みを封じる体内麻薬の分泌のお陰なのです。
 癌患者も痛みを封じる為に最高値の体内麻薬を分泌させ続けます。
 最後に体内麻薬の分泌量が頭打ちになり、痛みが激化して耐えられなくなると、医師がモルヒネを投与して鎮痛させることになる訳です。
 またスポーツ選手では通常は120程度の体内麻薬なのに、上記の刺激で体内麻薬が2200になると、「火事場の馬鹿力」と言えるような能力が出て、新記録を出してしまう事があります。その効果を目的に投与した場合、ドーピングと判定されます。これは関節の動きが破壊されないように制限している保護回路を、体内麻薬で封じて解除してしまうような働きとなる結果、新記録を出す程の関節の動きが許されてしまうからだと言えそうです。ベン・ジョンソンやフローレンス・ジョイナーの映像を見ると2200の体内麻薬が観測されます。
 北京オリンピックでは、記録を塗り替える不思議な水着が流行っていますが、これを着るスイマーには、共通して2200カウントの体内麻薬が分泌されています。
 自己ベスト更新や世界新記録が多発した現象の背景には、体内麻薬の働きがあったと言えそうです。
 また国によっては選手全員に国策として2200カウントの麻薬を張らしているのです。怖い事でえす。
 但し、2200カウントの体内麻薬の元での限界の運動は、一瞬にして関節を破壊してしまう恐れがあります。


個人差の要因
 回旋歪みの最小値は顎に7°後頭部に20°ですが、同じ回旋歪みを持つ人でも、発症する不調の程度や、不調を発症する年齢には個人差があります。
 後頭部の20°の回旋歪みが骨格も歪ませる上に、その歪ませ方が「成長と歪みのパターンの変化」で紹介しましたように、年齢と共に複雑になる傾向があります。
 20才まで初期20才から30才まで中期30才以上後期と紹介しましたが、人によっては10才でも後期に至っているお子様もいれば、60才でも中期の方もいらっしゃるのです。
 こうした個人差を作る要因が他にも有るのです。
 それが20°の回旋歪みを持つ後頭骨第1頚椎(環椎、アトラス)と構成する関節の関節面の窪みの深さ深い浅いかの違いなのです。
 下の画像に、後頭部と頚椎を後方から見た骨格モデルと、後頭部と第1頚椎が成す関節部分を拡大した外観と、第1頚椎の外観と関節面を紹介しております。

 下の図では上から関節面の窪みが浅いケース、平均的な深さのケース、そして特に深いケースの順で骨格を歪ませる影響を比較しております。

 後頭骨に対して関節面が浅い程、第1頚椎の水平方向への遊び大きいので、後頭骨に対する第1頚椎の回旋角度が大きくなる傾向があります。しかもその影響は年齢が若い頃から骨格を後期の段階に歪ませて、様々な不調を発症させてしまうことになるのです。
 図では8才で中期に、15才で後期に複雑化させてしまうケースを典型例として紹介しています。

 ※後頭部の回旋歪みが21°、22°、23°と強い程、関節面の窪みが浅い方の場合は、もっと早い10才や5才でも後期に至ってしまう事になるのです。

 一方、関節面が深い方の場合は、第1頚椎の回旋角度が小さいので、骨格は初期の歪みのまま続く傾向になります。背骨が側方へ弧を描く歪みとして目立つので、側彎症と診断される方も多いようです。しかしこのタイプの歪みは脊髄神経への圧迫を起こしにくいので、20°の回旋歪みはあっても高齢まで元気で健康である傾向があります。

 従って後頭部の回旋歪みが同じ20°でも、後期の段階に至ってしまう年齢は、第1頚椎と成す関節面が浅い窪みの人では15才で、平均的窪みでは30才ですが、深い窪みの人では60才にならないと後期に至らないというくらい個人差が生まれるのです。

 同様に後頭部の回旋歪みが同じ20°で同じ25才でも、関節面が平均的な人ではまだ中期なのに、浅いい窪みの人では既に後期になって様々な不調に悩まされている一方で、深い窪みの人ではまだ初期で、体の歪みは目立ちます健康な日々を送っていらっしゃるのです。

 尚、当院の矯正後、害毒対策を強くお勧めしております。同じ強さの害毒被害でも、関節面が浅い窪みの人程、防御反応として自律神経が作る背骨の歪み方は後期のタイプになりやすく、被害が原因で諸症状を再発させ易いお体だと言えるのです。言い換えると害毒被害に敏感な方だと言えるのです。そう言う敏感な方ほど、体調の改善には害毒対策の実施が欠かせないのです。

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