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噛み合わせ不良

噛み合わせ不良や虫歯
詰め物の高さ異常が頭を歪ませ半身脱力を起こす
頭蓋骨矯正で高さ異常は消失
消失しなかった場合は歯科医で切削


噛み合わせ不良や虫歯

 当院が問題とする顎に7°以上(後頭部に20°以上)の回旋歪みをお持ちの方は噛み合わせ不良が起こりやすい傾向があります。
 頭蓋骨の構造の基準となる蝶形骨に対して、顎(顔面部)に7°以上の回旋歪みがあるということは、顔の正面方向(蝶形骨が向く方向)に対して下顎が右か左に7°以上の軸ズレを起こしていることになります。ところが上顎は蝶形骨と関節構造を作っているのでほぼ正面を向いています。結果的に噛んだ時の上顎と下顎の向かい合わせが不自然になり、噛み合わせ異常を誘発するのです。
 そして口を開ける時、顎関節の動きが左右非対称であることから、ある年齢の頃からゴキゴキ音がしだすことになります。そして何かをきっかけに顎関節組織に炎症が起こり痛み発症しだして、口が充分開けられなくなる障害に悩まされることになります。こういした症状が医師に顎関節症と診断されることになのでしょう。

 またこのような顎関節の左右非対称な構造は、歯を栄養する神経をも伝達に乱れを起こすので、幼少期に虫歯を作りやすくなる言えそうです。
 虫歯が進むと歯痛を発生させます。そこで虫歯治療を受けると,虫歯の咬合面を削ってアマルガムクラウン金属、セラミック、樹脂などで詰められてしまいます。すると咬合面の生まれつきの絶妙の溝パターンが破壊されて不自然になってしまい,しかも詰め物の高さを不自然に処置されると、その治療をきっかけに噛み合わせが一層悪くなってしまうことがあるのです。
 こうなると他の歯も悪くなって、治療した歯が増えることによって一層噛み合わせが悪くなるという悪循環に陥ってしまいます。
 最終的には次々に抜歯せざるをえない状況に至ってしまいます。
 生まれつき顎に強い回旋歪みがあっても子供の頃は症状が無かったのに、歯科治療を受けた事がきっかけとなって、その時から顎の不調を感じ出してしまうというようなケースが多くあります。

 顎に7°以上、後頭部に20°以上の回旋歪みをお持ちの場合、当院で頭蓋骨矯正を1回でも受けて戴くと、顎の回旋歪みは1°以内、後頭部の回旋歪みは3°以内を維持するように改善します。
 すると顎関節の位置関係も左右対称の正常構造になるので、上顎と下顎は同じ方向を向くようになるので、噛み合わせも自然に改善してくる筈なのです。



詰め物の高さ異常が頭を歪ませ半身脱力を起こす

 虫歯治療を受けた歯の中に、被せられた補綴材(ほていざい、金属やセラミックや樹脂の詰め物、クラウンやアマルガム)の削りが不充分だったので高さが異常に高い歯があると、噛み締める度に向かい合った歯と異常に強い圧力が掛かることになります。この圧力は歯根膜の神経で感知され重要な三叉神経を経て脳に異常が伝えられます。すると脳は噛む度に「それ以上強く噛むな!」という命令を発信させます。同時に就寝中は高い部分を取ろうとして歯ぎしりを噛み続ける対応を起こします。
 動物でも歯の間に何かが詰まってしまった場合は、歯ぎしりのような噛み方をして、詰まり物を取り除く対応をします。食べ物の詰まり物ならすぐに隙間から取れてくれます。
 ところが補綴材の場合は金属やセラミックなので、毎晩歯ぎしりしても取れません。こうした歯の高さ異常の長期化と共に、その歯の三叉神経の異常な働きが、同側の運動神経や知覚神経にも悪影響を及ぼして、その歯のある側の体半身の筋肉全てを脱力させてしまう現象を起こすことがよくあります。
 この現象を放置していると、高い歯がある側の自律神経の乱れが腕や足に血管性の激痛が発症してきたり、三叉神経から視神経を乱して目の見え方の異常や、斜視視力低下などの視覚異常を起こす場合があるようです。この種の腕や足の痛みや目の異常は薬剤か効きにくく、様々な治療を受けても改善しない場合が多いのです。
 鎮める方法は高い金冠の歯の高い突起部を削るか、頭蓋骨矯正後に詰め物自体を新たに交換されることだけが有効だと言えそうです。
 左の女性の姿を指テストすると、右半身を見ても陰性ですが、左半身を見ると指の力が抜ける陽性反応が感じ取れます。つまり左半身の自律神経が異常であることが分かります。


頭蓋骨矯正で高さ異常は消失

 初回の来院時に顎に7°(後頭部に20°)以上の回旋歪みをお持ちで、しかも歯の高さ異常で半身脱力現象を複合してお持ちの場合でも、初回の矯正後に顎の回旋歪みが0°になったことで、上下の顎の噛み合わせが良くなるので、90%以上の確率で噛んだ時の高さ異常が消失し、歯根膜から三叉神経への圧刺激が消えて、半身脱力が無くなってしまうのです。

 矯正の結果、噛み合わせは正常になって半身脱力現象が消えたかどうかは、指テストによるチェックで判別できます。


消失しなかった場合は歯科医で切削

 10%程度の確率で、当院の矯正中または矯正後に半身脱力現象が消えずに続いてしまうか、術後に消えても数日経って半身脱力現象が再発してしまう場合があるのです。
 半身脱力現象が起こるという事は左右の筋力バランスが違うことから顎に7°の回旋歪みが戻ってしまうことを意味するのです。この時後頭部には15°の回旋歪みが再発するという共通性があるのです。
 この時の顎に7°後頭部に15°の回旋歪みを当院で矯正していずれも0°にしても、すぐに7°15°に戻ってしまい、効果が出ないのです。
 この場合は詰め物の高さが吸収できない程過剰に高かった訳なので、高い歯の詰め物を歯科医院で削って戴かないと顎の回旋歪みが0°になることはないのです。
 半身脱力現象が起こっているかは左右の体や顔を見て指テストすれば判別できます。またどの歯が高くて歯根膜で神経症を起こしているかは、歯列を見ながら指テストをすれば判別できます。
 矯正を受けた方で、数日経過した頃にお顔を写メールで見せて戴ければ、歯の高さ異常が再発して顎に7°後頭部に15°の回旋歪みが発生していないか判別してお応えできます。

 初回の施術中に矯正しても顎に7°後頭部に15°の回旋歪みが発生してしまい、矯正が効かない場合は、当たっている詰め物がある歯の位置を感知して、その歯の番号を記載した紹介状をもって近所の歯科医院に即行って戴き、その歯の金属やセラミックの部分を削ってもらいます
 歯科医院で削りが充分になった瞬間、歯髄への刺激が消えるので三叉神経亢進状態が治まり、顎や後頭部の回旋歪みは解けます。頭蓋骨の形はこれでバランス良い形で維持できるようになった筈です。

 もし削って戴いた後でも回旋歪みが戻って顎の不調や体調不良が続く場合は、一層強く詰め物の突起部を削って戴くか、詰め物自体が異常に高過ぎるので補綴材を外して新たに補綴し直して戴く必要があります。補綴材を外した瞬間に脳は顎の7°の回旋歪みを解き0°にしますので、その状態で歯形を取り新しい補綴材を詰めて戴ければ、この補綴材が異常な高さになることは無い筈です。

 ただし掛かり付けの歯科医に高さ異常を訴えても理解して戴けず削って戴けないケースがよくあります。その場合はまた当院に来院戴き、紹介状を持って当院の近所の歯科医院に行って戴くことになります。

 もし補綴材がセラミック樹脂の場合は、その素材の有害性が神経を刺激して、顎に7°後頭部に15°の回旋歪みを起こしてしまうケースもあるようです。その場合は当院でお勧めしている無害オンで音を浴びたり、甚深ミミョウVer.3に近づいただけでセラミックや樹脂が無害化される結果、自然に回旋歪みが消失するものと思われます。

 高い歯の当たりで三叉神経の異常が起こって、全身に様々な症状を起こしていた訳です。
 頭蓋骨矯正と歯の高い部分を削る処置のお陰で、重要な脳神経である三叉神経の働きが正常になるので、全身の自律神経作用も正常化して、諸症状も徐々にですが自然に消退してくる筈です。


 尚、歯の高さ異常による半身脱力現象がお持ちの方の中には、脱力側の目が外転し斜視になっていることがあります。有名タレントさんにもよく見受けられます。こういう方の場合、後頭部に20°以上の回旋歪みがあれば当院の頭蓋骨矯正を、後頭部の回旋歪みは15°なら歯科医院だけの治療で、斜視の改善が図れると思います。しかし早目に処置されないと効果は出にくいと言えますが・・・。


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