健康を害する意外な要因

 「健康を害する意外な要因」として「頭蓋骨の歪み」と「衣食住の環境害の被害」が挙げられます。


頭蓋骨の歪み

頭蓋骨の構造と歪み
 頭蓋骨は前頭骨・頭頂骨・後頭骨・側頭骨・蝶形骨などの骨から成り、それらの繋ぎ目は縫合(Suture)と呼ばれ、本来互いに柔軟に接し合っています。

 左の図は、典型的な頭蓋骨の歪み方を正面と上下左右から見た姿を表しています。この例では、顔面の右側が収縮固着しています。このゆがみ方は典型的なタイプで、約7割の人が同様の歪みを持っています。


頭蓋骨の呼吸運動
 そして頭蓋骨は1秒間に数回、主に後頭骨を屈曲させて膨らんだり縮んだりさせて、脳脊髄液を脳の中心から背骨の中の脊髄へと流して、脳と脊髄に栄養を送り込む為の呼吸運動を繰り返します。

 ところが現代人は様々な環境害の被害で後頭部を固縮させてしまっているのです。頭に触れてみるとデコボコしていませんか。頭蓋骨の呼吸運動を感じ取ろうとしても、ほとんど分からないほど固くなっています。


頭蓋骨のゆがみの原因
原 因 1
 出産時の母胎の健康度や、出産経過、出産後の寝かされ方が影響して頭蓋骨の形がいびつになります。
 また乳幼児期の環境条件が悪いと、頭蓋骨に収縮作用が働き続けるので、ゆがみの程度がますます強くなってしまいます。
 現在35歳以下の方々は、生まれた時期に母体がそろそろ環境害を被っていたようなので、頭蓋骨の歪みが強い傾向があります。

原 因 2
 左右の顎の支点は左右の側頭骨にあります。頭蓋骨がゆがんで非対称だと左右の側頭骨の位置関係が非対称になるために、噛む時に顎の動きや上の歯との噛み合わせが不自然になります。
 原因1のゆがみの影響で噛み合わせも悪化するので、虫歯になりやすくなります。
 そこで歯科治療でアマルガムや金冠をかぶせられてしますと、一気に噛み合わせの不自然さが強まって、一層頭蓋骨のゆがみを強化させてしまう悪循環に陥ってしまいます。

原 因 3
 衣食住の環境害が影響します。環境害が体を刺激すると、防御反射として生体はまるで海老のように背中を丸める力を働かせます。この背中を丸める力が頭蓋骨の後頭部を収縮させることになります。


頭蓋骨のゆがみの影響
 歪んだ頭を支える為に、脳は自律神経に命じて首の骨から腰の骨に掛けて、背骨全体を敢えて歪ませてバランスを取らせ続けます。
 このバランシング作業は脳にとっては無駄な作業で、24時間休むことなく一生続けなければならないストレスなのです。このストレスが大きいと倦怠感無気力を誘発することになります。
 またこの状況下で運動すると、歪んだ体を目的通り動かすのに複雑な命令を筋肉に送る必要が続くので疲れ易い症状と呈すると共に、手や足の関節に不自然な運動を強いられるので運動能力が発揮できず関節障害を誘発させます。

 頭蓋骨のゆがみは内容積を狭めるので脳を圧迫します。脳内循環の悪化を訴えてイライラ不安などの諸症状が精神面に現れることがあります。パニック障害も後述の食害や衣類の害毒被害などとの複合ストレスで起こるとも考えられます。
 左の図は、不登校児によくある頭蓋骨内の虚血の様子です。脳の輪郭を見ると後方の後頭部の膨らみが無く、特に左側が斜めに削がれたようになっています。このゆがみは頭蓋骨の固縮によるもので、影響が柔軟な後頭部に現れます。
 急増する「学級崩壊」での動き回る現象や「多動症」も、子供達が脳の圧迫によるヒステリー現象とも考えられます。


最近、殺人暴力などを起こした17歳の少年達が話題になっています。彼らも強い頭蓋骨の歪みによる抜け出す事ができない抑圧感・閉塞感に陥っているものと想像できます。17歳前後の少年に限らず、35歳以下の世代に共通した現象で、「すぐキレる」ことが多く、特に強い固縮が暴挙を誘発してしまうと言えます。
 また閉塞的な圧迫感は虐待いじめ自殺などの原因にもなっていると思われます。

 頭蓋骨の固縮は脳への血流や脳脊髄液の循環を鈍化させます。その結果脳への酸素や糖などの栄養補給を補強する為に血圧を上げたり血糖値を上げたりすると考えられます。最近では若い方でも固縮が起こり脳底で動脈瘤ができてしまい、クモ膜下出血の多発が報告されています。

 また頭蓋骨を構成する多くの板状の骨の繋ぎ目からは、三叉神経・顔面神経・迷走神経などの重要な脳神経や頸動脈が出入りしています。運悪く歪みの影響で脳神経や頸動脈を貫通させる繋ぎ目(縫合)が固着したりすると、顔や目・耳・鼻などの異常や内臓などの機能低下症状を誘発することもあり得ます。

 また背骨の歪みを作る際に、特定の背骨の間にネジレが集中すると、その間から出入りする脊髄神経を圧迫して、その神経が支配している内臓の働きを何十年間も低下させることがあります。様々な内臓疾患の発生はそのような状況から起こるとも考えられます。

 強い背骨の歪みが続くと、背中は丸く猫背になり、膝が「く」の字に曲がって伸ばせなくなります。また臀部の仙骨も歪んで固縮します。すると背骨の中を走る脊髄も伸展させられて、足先・手先及び下腹部臓器への神経伝達が弱まり、末梢臓器の健康状態に影響を及ぼします。
手足の指先の冷えや痺れ、膀胱の疾患や便秘・痔など骨盤レベルの諸症状も末梢神経支配の低下が原因と考えられます。

 頭蓋骨の歪みの程度が大きい人ほど背骨も大きく歪むことから、体も虚弱になりがちと言えます。また凝りや痛みなどの諸症状は、男性より女性の方が発症しやすい傾向があるようです。男性は働く為に体内麻酔の力で発症を抑える傾向に対して、女性は出産や育児や家を守る役目を果たす為に、体調の不良を自覚し養生できるように、早めに発症する体質になっているようです。

 また噛み合わせ異常も頭蓋骨の歪みと関係します。左右の顎の支点は左右の側頭骨にあります。頭蓋骨が歪んで非対称だと左右の側頭骨の位置関係が非対称になるために、噛む時に顎の動きや上の歯との噛み合わせが不自然になります。
 三叉神経の乱れは歯神経の減弱を起こして虫歯になりやすくなります。
 その虫歯の治療でアマルガムや金冠をかぶせられてしますと、その咬合面が不自然な事から一気に噛み合わせ不良が強まって、一層頭蓋骨のゆがみを強化させてしまう悪循環に陥ってしまいます。
 犬などの動物の歯を一本削ってしまうだけで、歩行がおかしくなって衰弱してしまう現象は有名な事例です。
 また最近では異種金属の補綴材の間で電池作用が起こり、金属がイオン化して溶けだし、金属アレルギーによる皮膚の奇病を誘発しているようだとの報告もあります。



衣食住の環境害の被害

 もう一つの要因として衣食住に氾濫する害毒の被害が挙げられます。
 日常何気なく口にしている食べ物や、何気なく使用している品物に、思い掛けない不自然な害があり、我々はそれらに知らず知らずに害されているのです。

 衣類や住環境の害は皮膚の感覚器を刺激し、食の環境では胃腸管壁の感覚器を刺激しています。これらの刺激による皮膚や腸管壁の神経刺激は、脳にとって嫌な強烈な侵害的ストレスなのです。しかしこの種のストレスは全く話題になっていません。この陰のストレスがある以上、バランスの良い骨格、適切な栄養の消化吸収や生理作用、強い免疫力や治癒力は期待できないのです。

 衣類等の被害としては、特に寝具の皮膚刺激は最悪状態にあります。床に入ると全身が痒くなったり、何枚掛けても寒気がする等の経験をされた事があるでしょう。また不眠症が激増しています。そうした寝具を無害な性質の寝具に変えると、それだけでほぼ全ての症状が解消してしまい、快眠と共に免疫力が回復します。

 飲食物の被害の兆候としては、胸焼け・胃もたれ・胃の痛みがあります。また便秘や大腸癌の増加もその影響と言えましょう。
 ある品種の米を食べると子供がアレルギーを起こす。あるメーカーのビールを飲んだら翌日ぎっくり腰を起こした。あるパン屋のパンを食べたら胸焼けがした。最近背筋を伸ばすと苦痛で、前かがみにすると楽だ。等の症状は食害に侵されている時の症状とも言えます。

 脳は被害臓器を支配する神経が出入りする脊髄レベルで害に対処させると共に、背骨を敢えてネジらせて椎間を固縮させることによって脳に向かう神経を遮断しようとします。その結果、上述の頭蓋骨の歪みによる背骨のバランシングと同様の背骨歪みをおこさせるのです。

 また最近ではインテリア素材や書籍の紙質、テレビのブラウン管、自動車のウインドウガラスやキセノンヘッドライトの光線などに目に悪い刺激を発する物が増えてきています。目への害刺激も眼球への神経支配を乱すだけでなく、頭蓋骨や全身を歪ませる反射を起こします。また白内障などの原因にもなると思われます。
 書店に入ると下痢を呈してしまう人が増加している例もあります。これも本の紙質の異常化やカバー紙のコーティング材の有害性が視刺激による自律神経の乱れによるものと想像されます。
 衣類に囲まれた売場や人混みに出ると異常な不安に襲われてしまうパニック障害は、衣類の染色害が視神経を刺激するストレスが、頭蓋骨の歪みや食害被害などの他の侵害ストレスに加わって臨界点を超えてしまう結果起こるのかも知れません。
 また対向車のキセノンヘッドライトの光線を見るとまぶしいだけでなく、不快感や怒りを感じませんか。これはキセノンランプの原理が放電(ディスチャージ)による光であり溶接光と同類であることから視刺激が異常に強いので、脳が拒絶しようとする反応が起きているからなのでしょう。

 また氾濫する携帯電話やPHSの電磁波は、待機状態で持ち歩く端末機による脳や体への被害として話題になっていますが、さりげなくマンションの屋上や電柱や公衆電話ボックスに取り付けられている中継用の基地局から強い電力で24時間放射されている電波による近隣住民を侵害していると言う面は話題になっていませんが、これこそ重大な問題なのです。しかも今度新方式携帯電話の普及や通話サービス向上の為に新たにアンテナが増設され続けます。
 携帯電話の電波は800MHzや1.5GHz、PHSは1.9GHz。いずれも水を励振させて加熱する電子レンジの2.45GHz(1秒間に24億5千万回の波動)に近い周波数なので、生体はこれらの電磁波の被爆を拒絶する反応を起こします。例えば強い首の凝りや強い疲労感が典型と言えます。
 今後電磁波被害は益々強まると共に、不調を訴える人の増加と、猟奇的暴挙や奇行の男性、結婚しない・不妊の女性などが急増するのではないかと心配されます。

 また免疫力低下により雑菌やウィルスの感染や食中毒が益々問題になってくると予想されます。

 当院では頭蓋骨矯正を中心にした骨格バランスの改善と、食害、染色害、素材害、電磁波害などの環境害の存在と害の中和や解毒の方法をご紹介して、真の健康作りを図って戴いております。

 尚、この衣食住の環境害の実体や対策を以前ホームページで公開していましたが、諸問題を生じましたので、現在では当院に来院された方だけにご紹介するようにさせて戴きました。諸対策は進化しています。最新のノウハウはご来院の上ゲットして戴きたいと思います。